骨格ストレートに似合うカーディガン|着太りしにくい選び方と着方

たたんだマスタード色のカーディガン

この記事でわかること

  • 素材は目が詰まってハリのあるハイゲージ
  • 肩は縫い目が肩先にあるセットインスリーブ
  • 首元はVネックか詰まりすぎない丸首
  • 丈は腰骨あたりが目安、サイズは肩を合わせる

「カーディガンを羽織ると、なぜか上半身が大きく見える」「ハイゲージを選んだのに着太りした」。骨格ストレートだと分かっていても、カーデ選びで失敗が続くと、自分のセンスのせいだと感じてしまいますよね。

そこで本記事では、骨格ストレートに似合うカーディガンを、素材・肩・首元・丈・サイズの基準で選ぶ方法をまとめました。なぜ着太りして見えるのかという理由から分かるので、次に買う1枚の条件を決めやすくなるでしょう。手持ちのカーデを活かすヒントも、きっと見つかるはずです。

あわせて、店頭や通販での見極め方、手持ちのカーデをすっきり見せる着方、秋冬やオフィスでの使い方も紹介します。

骨格ストレートがカーディガンで着太りしやすい理由

ざっくり編みの茶色のカーディガン

骨格ストレートの人がカーディガンで着太りしやすいのは、もともと上半身に厚みが出やすい体に、ふくらむ素材や肩の落ちた形を重ねてしまうためと考えられます。センスの問題ではなく、体の特徴と服の組み合わせの問題です。

タイプニットで得意とされる条件
ストレートハイゲージ・ジャストサイズ・Vネック・ウエスト丈
ウェーブクルーネック・短めの着丈・ふわふわで軽い素材
ナチュラルローゲージ・長めの着丈・肩が落ちたデザイン

表は、伊勢丹新宿店の骨格診断サービスのニット特集(2024年)の説明をもとに、Millie編集部がまとめたものです。

上半身の厚みにふくらむ素材や形が重なる

骨格ストレートの人は胸まわりや肩まわりに厚みが出やすいため、ふくらむ素材や大きすぎる形のカーディガンを重ねると、その厚みが足されて見えやすくなります。一般社団法人骨格スタイル協会の自己分析のページでは、ストレートの特徴として、胸板に厚みがあって立体的なこと、首はやや短めで肩まわりに厚みがあることなどが挙げられています。

同協会の解説では、糸が太いローゲージより、糸が細めのハイゲージのニットのほうが着やせして見せられるとされていました。ただし骨格診断は民間団体の考え方で、団体や監修者によって説明が少しずつ違います。タイプの基本は骨格ストレートの記事を見てください。

苦手なカーデはほかのタイプが得意な条件

しっくりこなかったカーディガンは、ほかの骨格タイプが得意とする条件を持っていた可能性があります。上の表のとおり、伊勢丹新宿店のニット特集では、首の詰まったデザインや短い着丈はウェーブ、ローゲージや長めの着丈、肩が落ちたデザインはナチュラルのポイントとされていました。

骨格スタイル協会の認定アドバイザーが書いたコラムでも、ストレートにはシンプルな形とベーシックな丈、上質な素材のカーディガンが合うとされています。手持ちのカーデを見直すときは、表のどの条件がずれているかを確かめると、原因をつかみやすいでしょう。

骨格ストレートに似合うカーディガンの選び方

グレーのニットの編み地

骨格ストレートのカーディガンは、素材・肩・首元の3つで選ぶと失敗しにくくなります。ZOZOのYouTubeチャンネル「似合うラボTV」が監修したWEARの解説も、体の厚みを足さないことと、縦のラインを強調することを選ぶときの軸に挙げていました。

素材は目が詰まってハリのあるハイゲージ

素材は、編み目が細かく表面がなめらかで、目が詰まってハリのあるハイゲージのニットを選ぶのが基本です。ゲージは編み目の細かさを表す数字で、数字が大きいほど細かくなります。大妻女子大学の中川麻子准教授が監修したFASHIONSNAPの用語集は11ゲージ以上、ニット用の糸を扱う丸安毛糸の解説は12ゲージ以上をハイゲージとしていました。

ただし、薄すぎたり柔らかすぎたりする生地は、体の肉感を拾うことがあるとWEARの解説は注意しています。ユニクロなどを傘下に持つファーストリテイリングの用語集で、伸縮性が少なくしっかりした編み地と説明されるミラノリブは、ハリを求めるときの候補になる、というのがMillie編集部の考えです。

肩は縫い目が肩先にあるセットインスリーブ

肩は、袖の縫い目が自分の肩先にくるセットインスリーブを選ぶと、肩まわりが大きく見えにくくなります。セットインスリーブは、身頃と袖を別々に裁断して組み合わせた袖のことです。FASHIONSNAPの用語集では、体に沿ったきれいな形に仕上がると説明されています。

WEARの解説は、肩が落ちたドロップショルダーは肩の丸みを強調し、実際より体が大きく見える原因になることもあるとしていました。パフスリーブなどボリュームのある袖も、上級者向けとされています。

首元はVネックか詰まりすぎない丸首

首元は、胸元にVの形ができるVネックが選びやすく、丸首なら首元が詰まりすぎないものを選びましょう。骨格スタイル協会の解説では、胸元にボリュームのあるオフタートルよりも、デコルテまわりをすっきり見せるVネックがすすめられています。

丸首を避けなくてもかまいません。二神弓子氏が監修したBAILAの記事では、クルーネックのセーターについて、首元が詰まりすぎていなければ首が短めのストレートにも似合うと紹介されていました。ファーストリテイリングの用語集によると、日本のVネックは開きが比較的浅いものが多いそうです。商品写真で開きの深さも確かめておくと安心です。

骨格ストレートのカーディガンの丈とサイズ

ベルトを巻いた白いロング丈の羽織

丈とサイズは、出典によって考え方が少し分かれます。迷ったら、お尻のいちばん太い所で裾が終わる丈を避け、肩を合わせて胴まわりは体に張り付かせない、というのがMillie編集部の整理です。

丈は腰骨あたりを目安にする

カーディガンの丈は、腰骨あたりを目安にすると、すっきりまとまりやすいでしょう。WEARの秋服の解説は、腰骨あたりの丈で編み地の目立たない素材のカーディガンをすすめています。伊勢丹新宿店のニット特集では、ストレートのポイントをウエスト位置ぴったりくらいの着丈としていました。

二神弓子氏が監修したBAILAの記事(2023年2月)も、スウェットカーディガンのやや短めの着丈は腰の位置の高さを引き立てると紹介していました。またWEARのダウンジャケットの解説は、お尻のいちばん太い部分で終わる丈は横幅が強調されやすいとしており、カーデの丈を選ぶときの参考になるでしょう。ウエストから腰骨のあたりで終わる丈ならストレートにもなじみやすく、それより短いクロップド丈はウェーブ寄りの条件と考えるとよい、というのがMillie編集部の考えです。

ロング丈は前を開けて縦の線をつなぐ

ロング丈のカーディガンを着るなら、前を開けて縦の線を作り、中の服とボトムの色をそろえると取り入れやすくなります。スタイリストで骨格診断士の弓桁いずみ氏が監修したPLSTの記事では、Iラインが作れるロング丈のカーデも似合うとされていました。

一方、骨格スタイル協会はチュニックを苦手なアイテムに挙げています。二神弓子氏が監修したホーユーの記事も、チュニックのように体のシルエットが分かりにくい服は着太りして見えるとしていました。WEARの解説は、上下を同じ系統の色でまとめると縦長のIラインが強調されると紹介していました。薄手でハリのある素材を選び、ボトムは細身かストレートにするのがMillie編集部のおすすめです。

サイズは肩が合い胴に張り付かないもの

サイズは、肩の縫い目が自分の肩先に合い、胴まわりは体に張り付かない程度のゆとりがあるものを選びましょう。WEARの解説によると、体に張り付くタイトなものは肉感を拾いやすく、オーバーサイズは体の厚みを強調して着太りして見えることがあります。

二神弓子氏が監修したホーユーの記事でも、ぴったりした服とゆったりした服はどちらも太って見えがちとされていました。同氏監修のBAILAの記事(2023年2月)でも、スウェットシャツの紹介で、体の厚みを強調しない適度なゆとりがすすめられていました。迷ったら、肩を合わせたうえで胸や背中に少し余裕があるかを見るとよいでしょう。

店頭と通販で失敗しにくい見極め方

ラックに掛かったニット

店頭や通販では、タグの素材、商品説明のゲージ、肩幅と着丈の数字を順に確かめると、似合うカーディガンを見つけやすくなります。試着できるなら、肩と胸まわりも見ておきましょう。

見る場所確かめること
タグ毛やカシミヤ、綿などの割合
商品説明ハイゲージや12ゲージ以上の表記
写真肩の縫い目の位置とVの深さ
寸法肩幅と着丈を手持ちの服と比べる
試着ボタンを留めて胸がつっぱらないか

表は、消費者庁やユニクロの案内、丸安毛糸・FASHIONSNAP・WEARの解説などをもとに、Millie編集部がまとめたものです。

タグの組成と商品説明のゲージを見る

まずタグの組成表示で素材の割合を確かめ、商品名や説明にゲージの表記があるかを見ましょう。消費者庁の案内によると、セーター類に表示するのは繊維の組成、家庭での洗濯などの扱い方、表示者名で、ゲージはこの表示事項に入っていません。

そのため、ゲージは商品名や説明文に書かれているときだけ手がかりになります。書かれていない場合は、拡大写真で編み目の細かさと表面のなめらかさを見るのがMillie編集部のおすすめです。骨格スタイル協会の自己分析のページではモヘアがウェーブに似合う素材とされているので、タグの「モヘヤ」の表記も確かめておきましょう。モヘヤはタグに「毛」とだけ書かれることもあるので、商品名や説明文、写真の毛足もあわせて見ると安心です。

肩幅と着丈を手持ちの服と比べる

通販では、肩が合う手持ちの服の肩幅と、丈がちょうどよい服の着丈を測り、商品の数字と比べると失敗しにくくなります。ユニクロの測り方の案内では、着丈は服の後ろの中心から裾までの長さです。

中川麻子准教授が解説したFASHIONSNAPの記事によると、服の肩幅は肩の縫い目から反対側の縫い目までの長さです。肩が落ちたデザインは、この数字が大きくなりやすいでしょう。ユニクロは生地によって1〜2cm前後の誤差があると案内しているので、1〜2cmほどの差は誤差の範囲と考えてよいでしょう。

試着では肩の縫い目と胸のつっぱりを見る

試着では、肩の縫い目が肩先にあるかと、ボタンを留めたときに胸がつっぱらないかを確かめましょう。WEARの解説も、試着のときは肩と胸まわりのフィット感を確認するようすすめています。

ボタンの間が横に引っぱられて開くなら、胸まわりが小さすぎるサインと考えられます。鏡では正面だけでなく横からも見て、背中や腰まわりに布がたまっていないかを見るのがMillie編集部のおすすめです。似合いにくい服の全体像は骨格ストレートが避けたい服の記事でも紹介しています。

手持ちのカーディガンもすっきり見せる着方

前を開けて着たピンクの羽織

手持ちのカーディガンも、ボタンの留め方、合わせるボトム、肩掛けの仕方を変えるだけで、すっきり見せやすくなります。買い替える前に、まずは着方を試してみましょう。

ボタンは首元の形で開けるか留めるか決める

Vネックのカーディガンはボタンを留めてトップス風にも着られ、丸首のカーディガンは前を開けて羽織るとすっきり見えやすくなります。WEARの解説は、前ボタンを開けて縦のラインを強調する着方と、タイトスカートの日にボタンを閉めてトップス風に着る方法の両方を紹介していました。

丸首のカーデは、ボタンを上まで留めると首元が詰まりやすくなります。前を開ければ中のインナーとの間に縦の線ができる、というのがMillie編集部の整理です。WEARのニットの解説のように、タートルネックの上にVネックのカーデを重ねて、胸元にVの形を作る方法もあります。

ざっくりしたカーデは下をきれいめな暗い色に

ざっくりしたカーディガンやゆったりしたカーディガンは、丈が長すぎないものを選び、ボトムをきれいめなパンツや暗い色で引き締めると、重心が整いやすくなります。WEARの解説では、ボリュームのあるカーデは腰骨あたりの丈を選び、スラックスなどのきれいめパンツや、暗い色のボトムや靴で引き締める方法が紹介されていました。

二神弓子氏が監修したBAILAの記事(2020年)でも、ざっくり編みならVネックで、外ポケットや余計な装飾のないものがすすめられています。合わせるパンツの選び方は骨格ストレートのパンツの記事も参考にしてください。

肩掛けは薄手で結び目を小さく

カーディガンを肩に掛けるなら、薄手のものを選び、胸板かその少し下で結ぶと、胸元が重くなりにくいでしょう。名古屋市・豊橋市のパーソナルカラー診断サロンのブログ(2022年)の解説では、ハイゲージのカーデの袖を2回ほど折って細くし、結ぶなら胸板か胸板の下くらいにする方法が紹介されています。

骨格スタイル協会の解説が胸元にボリュームを足さない方向をすすめていることからも、厚手やざっくりしたカーデの肩掛けは難しく感じやすいと考えられます。結び目を小さくまとめたり、結ばずに肩から垂らしたりするのも、Millie編集部がすすめる方法です。

秋冬とオフィスでのカーディガンの使い方

重ねたニットを抱える手元

カーディガンは、秋冬のコートの下やオフィスの冷房対策など、季節をまたいで使う機会の多い服です。使う場面に合わせて、厚さと色を選びましょう。

コートの下は薄手にして外ほど濃い色に

コートの下に着るカーディガンは薄手のハイゲージにし、重ね着は外側ほど厚手で暗い色にすると、着ぶくれしにくくなります。WEARの冬服の解説では、内側に薄手で明るい色、外側ほど厚手で暗い色を重ねるのが基本とされ、白シャツの上に黒やネイビーのカーディガンを羽織る例が挙げられています。

骨格スタイル協会は重ね着を苦手なアイテムに挙げているので、内側に厚みを足さない重ね方がポイントです。冬の着こなし全体は骨格ストレートの冬服の記事で紹介しています。

冷房対策の1枚は一年中使える条件で

オフィスの冷房対策に使うカーディガンこそ、Vネックで肩の合うハイゲージなど、骨格ストレートの条件で1枚選んでおくと出番が増えます。青山商事が2025年6月にビジネスパーソン824人へ行ったネット調査(青山商事調べ)では、女性の40.0%が夏のオフィスで空調が効きすぎて寒いと感じていました。

同じ調査では、女性の76.4%が、カーディガンや薄手のジャケットなど羽織るものを夏も常備していると答えています。季節をまたいで使う1枚は、ネイビーやグレーなど手持ちの服に合わせやすい色にするのがMillie編集部のおすすめです。トップス全体の選び方は骨格ストレートのトップスの記事も参考にしてください。

まとめ

骨格ストレートの人がカーディガンで着太りしやすいのは、上半身の厚みに、ふくらむ素材や肩の落ちた形が重なるためと考えられます。目が詰まってハリのあるハイゲージ、肩が合うセットインスリーブ、Vネックの3つが、選ぶときの基本です。丈は腰骨あたりを目安に、手持ちの服と比べて選びましょう。

まずは手持ちのカーデの肩の縫い目と首元を、鏡で確かめてみてください。タイプに自信がないときは、無料の骨格診断で大まかな傾向をつかめます。

Questions & answers

骨格ストレートのカーディガンのよくある質問

骨格ストレートの人がカーディガンを選ぶときに迷いやすい、3つの疑問をまとめました。

Qクルーネックのカーディガンは着られますか?
A

着られます。首元が詰まりすぎていないものを選び、前を開けて羽織るとすっきり見えやすいでしょう。WEARの解説も、丸首を選ぶなら開きが深めのものをすすめていました。ボタンを留めて一枚で着るなら、試着で上半身が大きく見えないかを確かめてください。

Qツインニットは似合いますか?
A

定番のクルーネックのツインニットは、首元が詰まって胸元にボリュームが出るため、難しく感じることがあります。骨格スタイル協会の認定アドバイザーの[コラム](https://www.kokkaku.jp/column/colum014.html)では、クルーネックのアンサンブルはウェーブに似合うとされていました。取り入れるなら、カーデだけを羽織りに使い、中を首元の開いたインナーに替えるとよいでしょう。

Q骨格ストレートか自信がないときは?
A

骨格診断は民間の手法で、団体や監修者によって説明が少しずつ違います。ICBIの[解説](https://www.icb-image.com/parsonalcolor/kokkaku.html)も、まったく異なる手法に骨格診断の名前を使うスクールやサロンがあると注意していました。Millieの無料の骨格診断や骨格診断のやり方の記事で、大まかな傾向を確かめてみてください。