骨格ストレートに似合うドレス|着太りしにくい形と素材の選び方
この記事でわかること
- お呼ばれドレスは広がりを抑えたIラインが基本
- 形と同じくらいハリのある素材選びが大切
- 昼の式は袖ありで膝が隠れる丈、淡い色に注意
「好きなドレスを着てみたら、なんだか太って見える」。骨格ストレートだと分かっていても、ドレスとなるとどんな形や素材を選べばいいのか、地味になりすぎないかと迷う方は少なくないはずです。結婚式は写真にも残るので、失敗したくない気持ちも重なりますよね。
そこで本記事では、骨格ストレートさんが着太りしにくいドレスの形・首元・素材の選び方を、骨格診断の団体やブライダル各社の解説をもとにまとめました。苦手とされるデザインを取り入れる工夫も紹介します。
あわせて、結婚式のマナーとの両立のしかたや、花嫁のウエディングドレス選びのポイントまで、同じ流れで確かめられます。
骨格ストレートさんがドレスで着太りする理由

骨格ストレートさんがドレスで着太りして見えやすいのは、センスのせいではなく、体の厚みに飾りや柔らかい生地が重なることが大きな理由です。骨格診断は民間の団体が広めた考え方で、団体ごとに説明は少しずつ違いますが、上半身に厚みがあり、肌にハリがあるという特徴はどの団体でもおおむね共通です。体の特徴そのものは、骨格ストレートの特徴と似合う服でも紹介しています。
胸元の飾りやボリュームが体の厚みを強調する
胸元にフリルや大きなリボンがあるドレスは、もともと厚みのある上半身をさらに大きく見せやすくなります。光文社のCLASSY.のお呼ばれ服の特集でも、骨格ストレートは上半身にボリュームがあるため、フリルなどがついていると太って見えがちだという説明でした。
首まわりも同じで、ICBIの二神弓子氏が監修したゼクシィのウエディングドレスの記事では、骨格ストレートは首が短めなので、ネックラインの詰まったデザインは窮屈な印象になるとされています。花嫁向けの解説ですが、飾りを足すほど華やかになるわけではない、という点はお呼ばれドレスにも通じる考え方です。
薄く柔らかい生地は体のラインを拾いやすい
シフォンのような薄く柔らかい生地は、体の厚みに沿って落ちるため、ボディラインを拾いやすくなります。イメージコンサルタントの橘季希氏が監修したマイナビウエディングのウエディングドレスの解説も同じ考え方です。レースやシフォンなどふんわりした薄いドレスは、体の厚みが強調されやすいと書かれていました。
体を隠そうとして柔らかい生地を選ぶと、かえって着太りして見えることがあるのはこのためです。厚みを隠すより生かす方向に切り替えると、ドレス選びはぐっと楽になります。
骨格ストレートさんに似合うドレスの形

骨格ストレートさんのお呼ばれドレスは、広がりを抑えたIラインに、すっきり開いた首元と、くびれの位置の切り替えを合わせるのが基本です。この3つを押さえると、上半身の厚みが目立たず、すらりと見えやすくなります。
| 部分 | 選びたいもの | 苦手になりやすいもの |
|---|---|---|
| シルエット | Iライン・ラップ型 | 腰まわりが広がる形 |
| 首元 | Vネック・ボートネック | 首の詰まったハイネック |
| 切り替え | くびれの位置 | 胸のすぐ下の高い位置 |
| 袖 | 長袖・ベーシックな半袖 | フレンチスリーブ |
表は、骨格診断の団体やブライダル各社の解説で挙がることの多い傾向をまとめたものです。袖のように情報源で意見が分かれるものもあり、ノースリーブに羽織りを重ねる選び方もあります。苦手になりやすいものも、素材や着方で取り入れる方法があるので、あとの章を参考にしてください。
シルエットは広がりを抑えたIラインが基本
お呼ばれ丈のドレスは、裾まで広がりを抑えたIラインを選ぶと、体の厚みと腰の高さを生かしやすくなります。CLASSY.の特集は、お呼ばれ服に「シンプルなIラインシルエット」をすすめています。一般社団法人 骨格スタイル協会のタイプ別の解説でも、ロングワンピースはIラインが似合うとされていました。
ICBIの公式の解説では、ワンピースのおすすめにラップワンピースを挙げ、スカートはタイトからストレートラインがすっきり見えるという説明です。体に沿いすぎず、離れすぎない形が目安で、ふだんのワンピース選びは骨格ストレートに似合うワンピースでも紹介しています。
首元は深すぎないVネックですっきり見せる
首元はVネックで縦にあきを作ると、首がすっと長く見えやすく、胸元の厚みもやわらいで見えます。CLASSY.の特集でも、骨格ストレートには首をすっと長く見せるVあきがすすめられていました。
ただし結婚式では、ゼクシィのゲストの服装マナーのとおり、胸の谷間が見えそうなほどの開きは避けましょう。胸元を開けたくない人には、橘氏がウエディングドレスについて挙げているボートネックも、すっきり見える選択肢です。
切り替えはくびれの位置までにする
ウエストの切り替えは、くびれの位置かそれより少し下にあるドレスを選ぶと、上半身が詰まって見えにくくなります。ゼクシィのウエディングドレスの診断記事は、胸のすぐ下で切り替えるエンパイアラインについて、上半身を一層短く見せてしまうと注意しています。橘氏も、ウエストの位置が高すぎないものをすすめていました。
骨格スタイル協会のセルフチェックでも、ハイウエストの切り替えは苦手なアイテムに挙げられていました。通販の商品写真では、切り替えの線がバストのすぐ下か、くびれのあたりかを見比べると判断しやすくなります。
骨格ストレートさんに合うドレスの素材

骨格ストレートさんのドレス選びでは、形と同じくらい素材が大切です。ハリと厚みのある生地を選べば、同じ形でも体のラインを拾わず、上品に見えやすくなります。
タフタやジャカードなどハリのある生地
素材は、タフタやジャカードのように、体の厚みを受け止めるハリのある生地が基本です。一般社団法人ICBI 骨格診断アナリスト協会も、骨格ストレートにはハリのある上質な素材が似合うと説明しています。同協会の検定委員を務める森本のり子氏がウエディングドレスについて挙げているのも、ミカドシルクやサテン、タフタといったハリと光沢のある素材でした。
ゼクシィの用語集によると、タフタはハリがあり、近くで見ると横うねのある滑らかな生地です。通販の素材欄は繊維名だけのことも多いので、商品説明にある生地名や「ハリのある」「厚手」「裏地あり」といった言葉も手がかりにしましょう。
レースは厚手で柄の大きなものが得意
レースは苦手と思われがちですが、厚手で柄の大きなレースなら骨格ストレートさんの得意分野です。森本氏はウエディングドレスで透け感のない厚手のレースや大柄のレースをすすめ、二神氏が監修したゼクシィの会場タイプ別の記事でも、大柄レースが得意なディテールに挙げられていました。
反対に、細かく繊細なレースや透け感の強いものは苦手になりやすいとされています。人気の総レースのドレスを選ぶときは、柄の大きさと生地の厚みを写真で見比べると安心です。
ふんわり素材は一部に使う程度に
オーガンジーやジョーゼットのようにふんわりした素材は、ドレス全体ではなく、一部に使われたものを選ぶと取り入れやすくなります。森本氏はシフォンやチュール、オーガンジー、ジョーゼットを避けたい素材に挙げつつ、オーガンジーやジョーゼットは部分的な使い方なら問題ないという立場です。
袖口や裾に少しだけ使われたデザインや、羽織り・スカーフなどの小物で取り入れれば、軽やかさを足しながら体のラインも拾いにくくなります。
苦手なデザインのドレスを着たいときの工夫

苦手になりやすいデザインでも、素材や位置を工夫すれば、好きなドレスをあきらめる必要はありません。好きな形、袖のある形、流行のデザインの3つについて、取り入れ方を紹介します。
好きな形は素材を自分に合わせて取り入れる
着たい形がある日は、形はそのまま選び、素材だけを自分のタイプに合わせるのが近道です。骨格スタイル協会が監修したセシールのよくある質問では、骨格タイプと違う服を着るときは、形は自由に選び、素材をタイプに合わせるよう答えています。
ウエディングドレスの解説ですが、TAKAMI BRIDALのスタイリストもマイナビウエディングの特集で、ドレス選びの骨格タイプは体のラインよりも似合う生地や素材を指すと話しています。ふんわり広がる形が好きなら、タフタのようなハリのある生地を選んでみてください。
袖ありはふくらみが低く腕に沿う形を選ぶ
袖のあるドレスを着たいなら、ふくらみの位置が低く、腕に沿う袖を選ぶと肩まわりが大きく見えにくくなります。同じ特集はウエディングドレスについて、パフスリーブの位置を標準より低めにし、広げすぎずに腕に沿わせる工夫が紹介されています。
花嫁のウエディングドレスや夜の式なら、太めの幅で二の腕の太い部分を覆うオフショルダーも候補です。昼の式のお呼ばれでは、肩が出るデザインにボレロやショールを羽織りましょう。一方、肩先だけを覆うフレンチスリーブは二の腕の一番太い部分が目立ちやすいので、袖の長さには注意しましょう。
流行のデザインは小物で1点だけ取り入れる
流行のデザインを楽しみたいときは、ドレス本体ではなく、バッグや靴などの小物で1点だけ取り入れるとまとまりやすくなります。セシールのよくある質問でも、流行のアイテムはバッグや靴など、体の個性が目立ちにくい場所で取り入れるよう提案されていました。
ドレスはシンプルにして、パールのネックレスやバングルで華やかさを足すと、地味になりにくく、上品な印象に仕上がりやすいでしょう。ICBIも、パールのネックレスやバングルを骨格ストレートの装いを格上げする小物に挙げています。
お呼ばれのマナーと骨格に合う服の両立

骨格ストレートさんにすすめられる形や素材の中には、結婚式のマナーとぶつかるものもあります。迷ったときはマナーを優先し、両方を満たす選び方に置き換えると安心です。
昼の式は袖ありで膝が隠れる丈を選ぶ
昼の結婚式は、手首までの長袖かベーシックな半袖のドレスに、膝が隠れる丈を合わせるとマナーと骨格に合う選び方を両立しやすくなります。ゼクシィのゲストの服装マナーも、昼はできれば袖があり、膝が隠れる程度のスカートをすすめています。一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会はさらに厳しめに午後4時までは長袖か七分袖を挙げているので、親族が多い式では手首までの長袖にするか、羽織りで腕を覆うと安心です。
ただし骨格ストレートさんの場合、七分袖は寸足らずに見えやすいというのが、橘氏のウエディングドレスについての解説です。袖は手首まであるものか半袖を選び、ノースリーブなら上質な羽織りを重ねましょう。サテンのような強いツヤは、16〜17時ごろより後に始まる夜の式で生かすのがおすすめです。
白に見える淡い色は避け、黒は小物で華やかに
ドレスの色は、白と、写真で白く写りやすい淡い色を避けるのが基本です。全日本冠婚葬祭互助協会は、純白は花嫁の色なので招待客は避けるよう案内しています。みんなのウェディングの服装マナーも、ライトシルバーやシャンパンベージュはフラッシュで白く写ることが多いと注意していました。
黒のドレスは避けなくてかまいませんが、黒一色だと華やかさが足りなく見えがちです。同協会もゴールドやパールのアクセサリーで飾る工夫をすすめているので、パールのネックレスを合わせて上品に華やかさを足しましょう。
花嫁のウエディングドレスはAラインも得意

ふだんのワンピースではAラインを苦手とする解説もありますが、花嫁のウエディングドレスではAラインが骨格ストレートさんの得意なラインとされています。場面によって評価が分かれる、と覚えておくと混乱しません。
Aラインとシンプルなマーメイドが候補
ウエディングドレスなら、王道のAラインと、ハリのある生地で膝下から広がるシンプルなマーメイドラインが候補です。二神氏が監修したゼクシィの会場タイプ別の記事では、王道のAラインドレスはストレートさんが一番得意とされていました。
同じ監修者の診断記事は、上半身をコンパクトに包み、裾までなだらかに広がるスカートが下半身の肉感をカバーすると理由を説明しています。マーメイドラインについても、橘氏はハリ感のある生地で膝下あたりから広がるデザインをすすめています。
高い切り替えと広がりすぎるスカートに注意
胸のすぐ下で切り替えるエンパイアラインは上半身が詰まって見えやすく、腰まわりが大きく膨らむドレスは着太りして見えやすいので注意しましょう。プリンセスラインに憧れるなら、ウエディングパークの解説のとおり、広がりすぎないものを選び、上半身をコンパクトにまとめると取り入れやすくなります。
ドレスショップでは、骨格ストレートだと伝えたうえで、素材と切り替えの位置から相談すると候補を絞りやすいでしょう。
まとめ
骨格ストレートさんのドレスは、形と同じくらい素材が大切です。広がりを抑えたIラインに、深すぎないVネックと、タフタのようなハリのある生地を合わせるのが基本です。好きなデザインも、素材を合わせたり小物で取り入れたりすれば、あきらめずに楽しめるようになります。
次のお呼ばれの前に、候補のドレスの素材欄と切り替えの位置を見直してみてください。自分の骨格タイプを確かめたいときは、無料の骨格診断が手がかりになります。
Questions & answers
骨格ストレートさんのドレスのよくある質問
骨格ストレートさんがドレス選びで迷いやすい、形・通販での選び方・買うか借りるかの3つの疑問への答えをまとめました。
QAラインのドレスは着ないほうがいいですか?
場面によって考え方が分かれます。養成講座を開くICBIの公式の解説はふだんのAラインワンピースを苦手なアイテムに挙げる一方、ウエディングドレスの解説ではAラインが一番得意とされています。お呼ばれ丈で着るなら、広がりが控えめでハリのある素材を選び、ウエストの位置が高すぎないかを確かめましょう。
Q通販やレンタルではどこを見て選べばいいですか?
商品説明に、タフタやジャカードなどの生地名や「ハリのある」「厚手」といった言葉があるかをまず確かめましょう。昼の式なら、ツヤが強すぎないものが安心です。届いたら、座る・お辞儀をするといった動作で、丈が上がりすぎないか、胸元が開きすぎないかも見ておくと安心です。[みんなのウェディング](https://www.mwed.jp/articles/11585/)も、この2点を見落としやすいポイントに挙げています。
Qお呼ばれドレスは買うのと借りるのどちらがいい?
着る回数で決めるのがひとつの目安です。結婚式に出る機会が多いなら購入、年に1回ほどなら、体型の変化を気にせず選べるレンタルも向いています。費用の比べ方はお呼ばれドレスのレンタルと購入の比較で詳しく紹介しています。