焦げ茶の髪色の選び方|明るさの目安と似合う色味・白髪との相性

光を受けたブラウンの髪

この記事でわかること

  • 焦げ茶は明るさと色味の2つで選ぶ
  • 職場の規定はレベルスケールで確かめる
  • かぶれた経験がある人はヘアカラーを使わない

「黒髪だと重いけれど、明るい茶髪は職場で浮きそう」。ちょうどいい落としどころとして焦げ茶の髪色を考えても、どのくらいの明るさなのか、自分の肌に合う色味はどれなのか分からず、美容室でつい「いつもの暗めで」と頼んでしまいますよね。白髪が出始めて、染め方を変えるべきか迷っている方もいるかもしれません。

そこで本記事では、焦げ茶の明るさの目安と色味の違い、パーソナルカラー別の選び方を整理しました。色味ごとの見え方も、表で比べられます。

あわせて、職場の規定や白髪に合わせた選び方、美容室での伝え方と色持ちのコツまで、同じ流れで確かめられるはずです。

焦げ茶の髪色の明るさの目安

明るいベージュから茶色へのグラデーション

焦げ茶は、一般にダークブラウンと呼ばれる暗めのブラウンです。明るさはメーカーの目安でいう暗めカラーのあたりと考え、美容室ではレベルスケールの数字で伝えると、仕上がりのずれが小さくなります。

明るさの区分トーンの目安
暗めカラー5〜7トーン
ナチュラル8〜9トーン
明るめ10〜12トーン
ハイトーン13〜15トーン

表は、ホーユーの美髪情報サイトLICOLOの整理です。同サイトは、トーンの区分はメーカーやブランド、サロンによっても異なるため、あくまで目安として考えるよう説明しています。

焦げ茶は一般にダークブラウンと呼ばれる色

焦げ茶の髪色は、一般にダークブラウンと呼ばれる、深みのある暗めのブラウンです。LICOLOのダークブラウンの解説では、黒髪よりも軽さがありつつ、暗めのトーンで上品な印象に仕上がる髪色と説明されています。

明るさの物差しであるレベルスケールは、明るさだけを測るもので、焦げ茶などの色名との対応は示していません。焦げ茶は、色名と明るさを分けて考えるのが近道です。

明るさはレベルスケールの数字で伝える

明るさを人に伝えるときは、レベルスケールの数字を使うと誤解が少なくなります。NPO法人日本ヘアカラー協会の解説によると、レベルスケールは髪の明るさを4〜15の12段階に分けたもので、メーカーごとに違っていた明るさの基準をそろえる共通の物差しとして作られました。

LICOLOの解説では、日本人の地毛は一般的に4〜5トーン前後といわれています。焦げ茶は、その地毛より少し明るい暗めの範囲と考えるとイメージしやすいでしょう。

室内ではほぼ黒、光でブラウンが透ける

焦げ茶は、室内では黒髪に近く見え、光が当たるとブラウンが透けて見えるのが特徴です。同じLICOLOの解説では、6トーンは室内ではほぼ黒髪に見えることも多い一方、光に当たったときにやわらかさや色みのニュアンスが感じられるという説明です。

花王の髪の知識のページによると、髪の内部に入って背面で反射した光は色素の色を映して見え、色素量の多い黒髪ではこの光が見えません。焦げ茶が光の下でブラウンに見えるのは、このためです。

焦げ茶の色味は赤み・中間・くすみの3つ

毛足のある茶色の生地

同じ焦げ茶でも、赤み寄り・中間・くすみ寄りの3つの色味があります。色味によって肌の見え方が変わるので、明るさとは分けて選ぶのがコツです。

色味色名の例見え方の傾向
赤み寄りマロンブラウン血色がよく華やか
中間モカブラウン赤みも黄みも控えめ
くすみ寄りオリーブブラウン・アッシュブラウン赤みを抑えて落ち着く

表は、色名と見え方をLICOLOと花王の解説をもとに、Millieが整理しました。

赤み寄りは血色を足すマロンブラウン

赤み寄りの焦げ茶は、顔に血色を足したいときに選びやすい色です。LICOLOの2026年秋のトレンド記事では、マロンブラウンはほんのり赤みを含んだまろやかなカラーと紹介されています。

花王の解説によると、赤みのある色は肌の血色をよく、華やかな感じに見せる色。一方で、肌の色より鮮やかすぎる色は、肌がくすんで見える傾向があるとも説明されています。

中間は赤みも黄みも抑えたモカブラウン

赤みも黄みも強く出したくないなら、中間のモカブラウンが選びやすいでしょう。同じLICOLOのトレンド記事では、モカブラウンは赤みや黄みを強く見せない、落ち着いた色として紹介されています。

同じ記事で美容師は、モカブラウンを、色が抜けたあとも黄みが目立ちにくい色設計と説明していました。色が抜けたあとの黄みが気になる人に向く色といえます。

くすみ寄りはオリーブやアッシュを重ねた色

赤みを抑えて落ち着かせたいなら、オリーブやアッシュを重ねたくすみ寄りの焦げ茶が向いています。花王の解説でも、髪の赤みを抑える色として挙がっているのは緑味です。

ただし、LICOLOに掲載されたホーユーの研究員の解説によると、寒色系のヘアカラーは紫外線の影響を受けやすい色。LICOLOのトーンの解説も、寒色系は実際より落ち着いたトーンに見えやすいとしているので、暗く見せすぎたくない人は明るさとのバランスを美容室で相談すると安心です。

パーソナルカラー別の焦げ茶の選び方

白い背景に並ぶ木製の櫛

焦げ茶の色味は、パーソナルカラーを手がかりに選ぶと迷いにくくなります。明るさは職場や白髪の事情で、色味はタイプで決める、と役割を分けるのがMillieのおすすめです。

イエベ春はやわらかく軽さのある焦げ茶

イエベ春さんは、ベージュやブラウンを意識したやわらかい焦げ茶が選びやすいでしょう。LICOLOのイエベ春向けの解説では、重く見えすぎる暗髪や青みの強い寒色より、ベージュやブラウンを意識すると取り入れやすいとされ、暗めの選択肢にチョコレートブラウンなどが挙がっています。

LICOLOの髪色診断の解説は、イエベ春の髪を、薄めのブラウンからダークブラウンでつやがある傾向と説明しています。焦げ茶にするなら、ツヤを生かして軽さを残すのがポイントです。

イエベ秋はほんのり赤みを含む焦げ茶

イエベ秋さんには、ほんのり赤みを含んだ深みのある焦げ茶がなじみやすいでしょう。LICOLOのイエベ秋向けの解説では、似合う髪色にダークブラウンが挙がり、美容師が、ほんのり赤みを含んだ深みのある色みなので暗めでも重たく見えにくいとコメントしています。

髪色の候補をもっと比べたいときは、イエベ秋に似合う髪色でくわしく紹介しました。

ブルベは夏ならくすみ、冬なら深さを生かす

ブルベさんは、夏ならくすみを含んだやさしい焦げ茶、冬なら黒髪のコントラストを生かす深い焦げ茶が目安です。LICOLOのブルベ夏向けの解説では、重すぎる暗髪や黄みの強いカラーより、やさしくくすみを含んだ寒色系や、ほんのり血色を感じるカラーがすすめられています。

ブルベ冬向けの解説では、深みのあるブラウンやダーク系で、もともとの黒髪のコントラストを生かす考え方が紹介されていました。4タイプの髪色の全体像は、パーソナルカラー別の似合う髪色で見比べられます。

職場と白髪に合わせた焦げ茶の選び方

木製のブラシのクローズアップ

焦げ茶の明るさは、職場の規定と白髪の量で決めると失敗しにくくなります。白髪が出始めた人は、市販の白髪用のカラー剤だと思ったより暗く仕上がることがある点にも注意しましょう。

職場の規定はレベルスケールの数字で確かめる

職場の髪色の決まりに「◯レベルまで」とあれば、レベルスケールの数字で確かめられます。日本ヘアカラー協会のサイトに載っている利用企業の声では、ある大手都市銀行や総合病院でレベル6まで、ホテルでレベル7〜8まで、といった個別の例が載っているのが特徴です。

焦げ茶は暗めの範囲ですが、明るめの7前後だとレベル6までの規定を超えることもあります。LICOLOのトーンの解説にもあるとおり、明るさの基準は企業によって違うので、レベルスケールで自分の職場の規定を確かめてください。

白髪が少ないうちの白髪用は暗く出やすい

白髪が少ないうちに市販の白髪用カラー剤で自分で焦げ茶にすると、思ったより暗く仕上がることも。花王の製品Q&Aでは、白髪用のヘアカラーは白髪をしっかり染めながら黒髪部分とバランスをとるように設計されていて、白髪がない人が使うと暗めに仕上がることがあると説明されています。

ホーユーのCIELOの解説も、白髪の量が少ないとやや暗めに仕上がるので、希望より一段階明るめの色みを選ぶのがポイントという立場です。逆に黒髪用は、白髪用に比べて黒髪の脱色力が高く、染毛力が控えめに作られていることが多いため、白髪がよく染まらない場合があります。美容室で染めるなら、白髪の量を伝えて薬剤を調整してもらいましょう。

白髪の根元は暗い色ほど差が出やすい

暗い焦げ茶は、黒い地毛の根元とはなじみやすい一方、白髪の根元とは差が出やすいというのがMillieの見方です。根元の差が気になってきたら、白髪を明るいハイライトでなじませる方法も選択肢になります。

LICOLOの解説によると、白髪ぼかしハイライトは白髪を完全に隠す方法ではなく、明暗を混ぜて伸びてきた部分をなじませやすくする方法です。ハイライトにはブリーチを使うことが多いので、職場の明るさの規定と合うかも確かめておきましょう。白髪の量に合わせた選び方は、髪色診断のやり方も参考になるはずです。

美容室での伝え方と色持ちのコツ

椅子と鏡のある美容室の一角

美容室では「焦げ茶で」だけでなく、色名と希望の明るさをセットで伝えると、仕上がりのずれが減ります。暗めの焦げ茶は色落ちしにくい一方、パッチテストなど安全面の確認は毎回欠かせません。

色名と希望のレベルをセットで伝える

オーダーは、色名と希望のレベル、なりたい印象をセットで伝えましょう。日本ヘアカラー協会は、色や明るさを言葉だけで表すとあいまいになりがちで、明確な基準を示すことで思い通りの仕上がりにできると説明しています。

Millieのおすすめは、「モカブラウンで、レベルは6くらい。暗くても重く見えない感じにしたいです。白髪は少しあります」のように、色名・明るさ・印象・白髪の有無を一度に伝える言い方です。写真があれば、あわせて見せると伝わりやすくなります。

暗い色ほど色落ちしにくい

焦げ茶のような暗い色は、明るい色より色落ちしにくいのが利点です。LICOLOに掲載された、ホーユーの研究員・今井健仁さん監修の解説では、明るい色よりも暗い色のほうが染毛力が高く色落ちしづらいと説明されています。

日本ヘアカラー工業会は、ヘアカラー全般の色が髪に残る期間の目安を2〜3か月としています。一方、LICOLOのダークブラウンの解説では、きれいに見える状態を保ちやすい目安は3〜4週間ほど。LICOLOの研究員が監修した記事によると紫外線を浴びると赤茶けることもあるので、早めのメンテナンスを意識すると安心です。

パッチテストは毎回48時間前から

これまでかぶれたことのない人も、ヘアカラーの前には毎回パッチテストをしましょう。日本ヘアカラー工業会は、これまで問題なく使ってきた製品でもアレルギー反応はある日突然起こることがあるため、毎回、ヘアカラーの48時間前から行う必要があるとしています。

国民生活センターは、一度でもかゆみや赤み、痛みなどの異常があった人は、以後の使用を絶対にやめ、パッチテストもしないよう呼びかけています。日本ヘアカラー工業会も、かぶれたことがある人にはヘアマニキュアなど別の方法を案内しているので、美容室でもその経験を伝えて相談しましょう。

パッチテストで異常が出たら染めずに、症状があれば医療機関を受診してください。美容室で染める人は、48時間前のパッチテストをどう行うかを事前に美容室へ確かめておくと安心です。

まとめ

焦げ茶の髪色は、色名と明るさを分けて考えると選びやすくなります。色味はパーソナルカラーで、明るさは職場の規定と白髪の量で決めて、美容室には色名とレベルをセットで伝えましょう。白髪が出始めた人は、白髪用のカラー剤で暗く出すぎないかにも気をつけてください。

次の美容室の前に、なりたい焦げ茶の色名と希望のレベルをメモしておくと安心です。自分の色味の方向を知りたいときは無料のパーソナルカラー診断が手軽です。

Questions & answers

焦げ茶の髪色のよくある質問

焦げ茶の髪色を選ぶときに迷いやすい3つの疑問に、順にお答えします。どれも、色名と明るさを分けて考えると判断しやすくなるはずです。

Q焦げ茶と黒染めは違いますか?
A

違います。[LICOLOの解説](https://www.hoyu.co.jp/licolo/category/hair-color/7948.html)では、黒染めは明るくなった髪を地毛に近い黒までしっかり暗くする方法で、あとから明るく戻しにくいとされています。焦げ茶のような暗髪カラーは、黒に近いトーンでも色みや透明感を残せるのが特徴です。ただ暗めのカラーも、繰り返すと次に明るくしにくくなることがあるので、先々明るくしたいなら美容師に伝えておきましょう。

Q焦げ茶にするのにブリーチは必要ですか?
A

基本的には必要ありません。LICOLOの解説では、ダークブラウンは基本的にブリーチなしで表現できると説明されています。透明感をもっと出したいときだけ、美容室で相談するとよいでしょう。

Q市販のカラー剤でも焦げ茶にできますか?
A

できますが、番号の見方に注意が必要です。[花王の解説](https://www.kao.com/jp/haircare/scalp-care/11-2/)によると、番号の付け方はメーカーによって違い、白髪用では5・6番が暗めの色とされています。暗めの番号を繰り返し使うと黒っぽくなっていくことがあるため、今の髪色から±1番以内で選ぶのがすすめられています。美容室のレベルとは別の数字なので、迷ったら美容室で相談しましょう。