50代のファンデーション|大人の肌向け5品の比較と厚塗りに見せない選び方

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小さなクリームの容器を両手で持つ女性

この記事でわかること

  • タイプは乾燥・シミ・時短など今の肌の悩みで選ぶ
  • 大人の肌向け5品を形・価格・UVカットで比べる
  • 色はフェイスラインに2〜3色のせ、首と境目が出ないものに
  • 下地とコンシーラーに役割を分け、ファンデは薄く塗る
  • ほおから外へ、量は場所で変え、粉は崩れやすい所だけ

「40代から使ってきたファンデが、なんだかしっくりこない」「シミを隠そうと重ねると、かえって厚く見える」。朝の鏡を見て、そんなふうに感じていませんか。

そこで本記事では、50代で前のファンデが合わなくなる理由と、肌の悩みから選ぶタイプ、首となじむ色番の選び方をまとめました。大人の肌向けシリーズを中心にした5品の比較もあります。ドラッグストアや百貨店に並ぶたくさんの商品の中から、自分に合う1本を根拠を持って選びやすくなるでしょう。

あわせて、下地やコンシーラーと分担して厚塗りに見せない塗り方、よくある失敗の直し方、店頭での試し方とUVカットの考え方も紹介します。毎朝のベースメイクの見直しに、ぜひ役立ててください。

50代で前のファンデが合わなくなる理由

ほおにクリームをのせてなじませる女性

40代から使ってきたファンデが、同じ塗り方なのにしっくりこない。そう感じるのは、選び方や腕前のせいとは限りません。肌の見た目や状態が変わり、選ぶときの条件が増えたことが大きな理由でしょう。40代の選び方は40代のファンデーションの記事で紹介しています。

肌の見た目が変わりやすい時期がある

50代は肌の見た目が変わりやすい時期にあたるので、前と同じファンデや色が合わなくなっても不思議ではありません。花王スキンケア研究所が日本人女性106人の顔画像を5年あけて比べた研究(2025年2月発表)では、肌の見た目の変化の様子が変わる「曲がり角」が、40歳前後と50代半ばの2回あるとされています。

資生堂の「ファンデ100問100答」でも、ビューティースペシャリストの谷地田直美氏が、もともとオイリー肌だった人が年齢とともに乾燥肌になっていたこともあると回答しています。長く使ってきたファンデがしっくりこないときは、まず今の肌の状態を確かめ直しましょう。

乾燥や厚塗りで塗りムラが目立ちやすい

うるおいが足りないとファンデがのびにくくムラになりやすく、くすみを隠そうと厚く塗るとムラやヨレが出て、顔色も暗く見えやすくなります。花王ビューティリサーチ&クリエーションセンターの発表(2024年10月)では、年齢とともにキメが浅く不明瞭になり、ファンデが肌に密着しにくくなると説明されています。ベースメイク前のうるおいが足りないと、のびが悪くムラができやすいそうです。

同センターが2025年8月に20〜60代の女性1万人へ行ったWeb調査では、50代の24.1%がくすみを「常に感じる」と答えていました。同じ発表では、くすみを隠そうとファンデを厚く塗ると、かえって顔色を暗く見せてしまい、ムラやヨレの原因にもなると指摘しています。

肌の悩みから選ぶファンデのタイプ

なめらかなベージュのクリームの質感

ファンデのタイプは、肌の悩みと好みの仕上がりで選ぶと迷いにくくなります。資生堂のファンデ100問100答でも、選ぶポイントは肌悩みに合わせることと、仕上がりの好みに合わせることだと回答されていました。

花王やコーセー、資生堂の解説をもとに、気になることから選べるタイプをまとめました(Millie編集部の整理)。

気になること向くタイプ気をつけること
乾燥・小じわリキッド、クリームつけすぎるとテカリやすい
シミ・色ムラカバー力の高いもの(タイプは問わない)顔全体に厚く塗らない
手早く仕上げたいクッション、パウダークッションでテカるならパウダーを重ねる
手軽さ優先BBクリーム、CCクリーム仕上がりは薄づき

乾燥や小じわが気になるならリキッドかクリーム

乾燥や小じわがいちばん気になるなら、なめらかにのびて肌になじみやすいリキッドかクリームのタイプから選ぶとよいでしょう。花王の50代向けのベースメイク解説では、シワが気になる人には、シワの凹凸にも自然になじむリキッドタイプやクリームタイプが挙げられています。コーセーの乾燥肌向けの解説でも、カサつきが気になる人には水分と油分を含むクリームがすすめられていました。

同じコーセーの解説では、ファンデののりが悪いからと厚塗りすると、かえって崩れやすくなるとも書かれています。乾燥が気になる日ほど、量を増やすより塗る前の保湿で整えましょう。

シミや色ムラはカバー力のあるものを薄く

シミや色ムラを隠したいときは、カバー力のあるファンデを選び、顔全体には薄く、気になる部分にだけ重ねると自然に見えやすくなります。資生堂のヘアメイクアップアーティスト齋藤有希子氏は、BBクリームやCCクリームはファンデとしては薄づきで、しっかりカバーしたいなら補正力の高いファンデを選ぶのが近道と回答しています。

一方で同氏は、厚化粧に見える一番の原因は顔の隅々まで均一に塗ることだとも回答していました。カバー力の高いファンデを選んでも、塗る量は場所によって変えるのがコツです。

手早く仕上げたいならクッションかパウダー

朝の時間をかけたくないなら、パフでのばせるクッションか、さっと仕上がるパウダーのタイプが使いやすいでしょう。前述の花王の解説でも、手早く仕上げたい人にはパウダーとクッションが挙げられています。コーセーによると、クッションは美容液を含みうるおいを保ちやすい一方でテカリやすいこともあるので、気になるときはパウダーを重ねるとよいそうです。

BBクリームは下地や日焼け止めなどが1つになっていて手軽ですが、前述のとおり仕上がりは薄づきです。シミをしっかり隠したい日は、ファンデやコンシーラーと組み合わせましょう。

大人の肌向けファンデ5品を悩み別に比較

ベージュの濃淡が並ぶパレットとメイクブラシ

写真は色や質感のイメージです。本文で紹介する商品とは異なります。

ドラッグストアには、大人の肌に向けたシリーズのファンデも並んでいます。前の章のタイプ分けに沿って、大人向けをうたう3つのシリーズを中心に5品を比べました。

商品形状税込価格SPF・PA公式の仕上がり
プリマヴィスタ ディア ぱっと明るさ実感 リキッドファンデーションUVリキッド3,850円SPF25・PA+++ツヤ感のあるなめらかな仕上がり
プリオール 美つやBBジェルクリーム nBB3,300円SPF35・PA+++塗りました感のないつや肌
エスプリーク エクラ リフト BB クリームBB3,300円SPF30・PA+++ハリ・ツヤのある肌
プリオール 美つやBBパウダリーパウダー3,300円(ケース別)SPF22・PA++ほおのつや感で明るい印象
プリマヴィスタ グロウカバー クッションクッション3,300円(ケース別)SPF11・PA++厚塗り感のないほのつや肌

選んだ基準は、①ドラッグストアや通販で買える国内大手メーカーの現行品、②大人の肌向けをうたうシリーズ(プリオール・プリマヴィスタ ディア・エスプリーク エクラ)を中心にすること、③前の章の悩み(乾燥・手軽さ・手早さ)に合う形状をそろえること、の3つです。大人向けシリーズにクッションの現行品がなかったため、クッションだけは一般向けの1品を入れました。人気や売れ行きの順位ではありません。

価格は2026年10月19日時点の公式表記で、資生堂は税込の参考小売価格、花王とコーセーは公式通販(My Kao Mall・Maison KOSÉ)の税込販売価格です。店頭の価格や取り扱いは店舗によって異なります。

乾燥と小じわが気になるならリキッド

乾燥や小じわが気になる人は、なめらかにのびるリキッドから比べると選びやすいでしょう。花王のプリマヴィスタ ディア ぱっと明るさ実感 リキッドファンデーションUVは、50代の肌に合わせた密着ジェル処方と紹介されているリキッドです。公式では、ぴたっと密着してツヤ感のあるなめらかな仕上がりになり、重ねても厚くならず自然にカバーすると説明されています(30g・2色、専用スポンジ付き)。

色は2色なので、首となじむかをフェイスラインで確かめてから選びましょう。前の章のとおり、リキッドはつけすぎるとテカリやすいこともあるため、量は少なめから始めるのが安心です。

手軽に仕上げたいならBBタイプ

下地や日焼け止めの手間を減らしたいなら、BBタイプの2品が候補です。プリオール 美つやBBジェルクリーム nは、資生堂が大人の女性向け総合ブランドと紹介するプリオールのBBです。公式は、2層の「美つやジェルベース」がなめらかにのびて密着すると説明しています(30g・4色)。

エスプリーク エクラ リフト BB クリームは、コーセーが「45才からのメイクアップブランド」と紹介するシリーズのBBクリームです。公式は、みずみずしいハリ・ツヤのある肌に仕上げ、小じわ・くすみ・毛穴をカバーする(メイクアップ効果)と説明しています(30g・5色)。どちらもBBなので、シミをしっかり隠したい日はコンシーラーと組み合わせましょう。

手早く仕上げたいならパウダーかクッション

朝の時間を短くしたいなら、パウダーかクッションが候補です。プリオール 美つやBBパウダリーは、BBクリーム生まれのパウダーファンデーションで、ほおのつや感を高めて明るい印象にすると公式が説明しています(レフィル10g・4色。専用ケースは別売りで1,430円)。

プリマヴィスタ グロウカバー クッションは大人向けシリーズの商品ではありませんが、ポンポン塗りでも伸ばし塗りでも厚塗り感やムラづきが出にくいと花王が説明するクッションです(レフィル11.5g・4色、ケース別売り)。SPF11・PA++と控えめなので、紫外線対策は後の章のとおり日焼け止めや下地で確保しましょう。

首となじむ色番の選び方

明るさの違うベージュが並ぶ壁

色選びで失敗すると、顔だけ白く浮いたり、暗く沈んで見えたりします。番号の見方と店頭での試し方を知っておくと、自分に合う色を選びやすくなるでしょう。

色番は黄み・赤みと明るさの2つで見る

ファンデの色番は、黄みより・赤みよりの「色味」と、明るさの2つの軸で見ると選びやすくなります。資生堂化粧情報開発センターの香山真紀氏の回答によると、標準はオークルで、赤みよりはピンクオークル、黄みよりはベージュオークルと呼ばれ、番号は数字が小さいほど明るい色が一般的だそうです。

パーソナルカラーは、このうち「色味」の候補をしぼる手がかりになります。イエベならオークル〜黄みより、ブルベなら黄みの少ないピンクオークル寄りから試すと比べやすいでしょう。どちらとも言いにくい人は、標準のオークルも候補に入れてください(Millie編集部の整理)。ファンケルの解説(パーソナルスタイリストの中野みおり氏監修)では、色白・色黒といった肌の明るさはパーソナルカラーに影響しないとされているので、明るさは肌にのせて決めましょう。タイプ別の選び方はイエベ・ブルベ別ファンデーションの記事で紹介しています。

フェイスラインに2〜3色のせて比べる

色を試すときは、手の甲ではなく、ほおの下から首にかけてのフェイスラインに2〜3色をのせて比べるのが基本です。資生堂のBeauty Journeyでは、顔と手の甲の肌の色には大きな差があるので手の甲では試さないようにし、耳側から明るい順に2〜3色を縦にのせて、首との境目を見ながら選ぶ方法を紹介しています。ファンケルの自社ファンデの色選びページでも、自然光の入る明るい場所で色浮きしていないかを確かめるようすすめていました。

迷ったときの考え方は、メーカーによって少し違います。齋藤氏は首と顔の中間色を選ぶと自然になじむと回答し、コーセーはくすみが気になる人向けの解説で、それでも悩んだら違和感がない程度にやや明るめを、としています。どちらも、フェイスラインで比べて首と境目が出ないことが前提です。

前と同じ番号が合わないこともある

前と同じ番号を買っても合わないと感じるのは、肌の色が変わったか、ブランドが違って同じ番号でも色が違うことが理由かもしれません。前述の花王の解説では、自社の調査(2019年)をもとに、肌の色は年齢とともに暗くなる傾向があるとされています。資生堂の香山氏も、同じ「オークル10」でもブランドによって色味は全く同じではないと回答していました。

齋藤氏は、年齢や季節によっても肌の色味は変わると話しています。ブランドを替えるときや季節の変わり目には、番号で決めずにフェイスラインで試し直しましょう。診断が分かれやすいタイプの色選びは、ブルベ秋の記事も参考になります。

厚塗りに見せない塗り方と下地・コンシーラー

オレンジの背景に置いたメイク用スポンジ

隠したいところが増えるほど、ファンデを重ねて厚く見えがちです。下地・ファンデ・コンシーラーに役割を分けると、薄くても整って見えやすくなります。

下地で色ムラを整えてからファンデを薄く

ファンデ1つで全部を隠そうとせず、下地で色ムラを整えてからファンデを薄く重ねると、厚塗りに見えにくくなります。資生堂のヘアメイクアップアーティスト中山夏子氏は、下地はファンデのノリや持ちをよくする土台で、下地とファンデを組み合わせることでそれぞれの機能が発揮されると回答していました。

下地の色は、気になるくすみに合わせて選ぶ方法もあります。前述の花王の2025年の発表では、黄ぐすみにはパープルやピンク、茶色や黒っぽいくすみにはオレンジやベージュの下地が提案されていました。ポーラ文化研究所の調査(首都圏の15〜74歳女性1,800人へのインターネット調査、2025年5〜6月)では、メークをする50代で下地を使う人は55.8%でした。使っていない人は、まず下地から見直してみるのも1つの方法です。

ほおから外へ、量は場所で変える

ファンデはほおを多め、額・鼻・あごを少なめ、フェイスラインはごく薄くと場所で量を変え、目のまわりなど気になる部分は仕上げに少量を重ねるのがコツです。資生堂ビューティースペシャリストの谷地田氏は、ほお、あご、額、まぶた、鼻の順が理想で、鏡に近づきすぎると一点に重ねすぎてムラになりやすいと回答しています。同社の木村尚貴氏は、両ほおは多め、額・鼻・あごは少なめにし、目の下のクマなどは全体を仕上げたあと指で少量を重ねると回答していました。

前述の花王の2024年の発表では、ほおを中心に内側から外側へ点置きし、こすらずに指で軽くたたいてなじませ、最後にスポンジで押さえる手順が紹介されています。フェイスラインは首の境目でぼかすと、顔だけ浮いて見えにくくなるでしょう。

シミや影はコンシーラーで部分だけ隠す

気になるシミや目の下の影は、ファンデを重ねるより、コンシーラーで部分だけ隠すと厚塗りに見えにくくなります。花王の50代向けの解説では、リキッドファンデならコンシーラーはファンデのあと、パウダーファンデなら前に使い、色はシミのまわりの肌に合わせるとなじみやすいとされています。花王の2025年の発表でも、一度にたくさんつけず、薄く重ねると自然にカバーできると書かれていました。

シミには種類があり、日本皮膚科学会などがまとめた美容医療診療指針(令和元年度版。令和3年度の改訂版でも同じ記述)では、いくつかの種類が混在することも多いとされています。ファンデやコンシーラーでできるのは見えにくくカバーするところまでなので、シミそのものが気になるときは皮膚科で相談できます。

よくある失敗と直し方

グレーの台に置いたメイクブラシ

ファンデの失敗の多くには、よくある原因が見つかるものです。原因が分かれば、買い替える前に塗り方で直せることも多いでしょう。

資生堂と花王の解説をもとに、よくある失敗と直し方をまとめました(Millie編集部の整理)。

失敗主な原因直し方
顔だけ白く浮く明るすぎる色、全体に均一に塗る中間色を選び、フェイスラインは薄く
粉っぽい・小じわにたまる塗る前の乾燥、厚塗り保湿してから薄く、粉は控えめに
顔色が暗く見えるくすみを厚塗りで隠す下地で整え、ファンデは薄く
ムラ・ヨレ重ね塗り、鏡に近すぎるほおから外へ、顔全体を見て塗る

塗る前の肌をうるおった状態にする

ファンデがのびにくい、ムラになると感じたら、塗る前の肌がうるおっているかを見直してみましょう。花王ビューティリサーチ&クリエーションセンターが、仕上がりに満足していない30〜40代の女性21人のメイクを観察した調査(2023年7月)では、スキンケアのあとに時間をあけてうるおいが足りなくなっている人や、ティッシュで押さえて口のまわり・目の下が部分的に乾いている人がいたそうです(前述の2024年の発表)。

同じ発表では、化粧水をなじませたあと手のひらを数秒押し当て、肌が手に吸いつくようになったらベースメイクに進む方法が紹介されています。資生堂のトップヘアメイクアップアーティスト岡元美也子氏も、肌の状態が不安定だとノリが悪く崩れやすくなることがあると回答していました。

パウダーは崩れやすい場所だけにのせる

仕上げのフェイスパウダーは、Tゾーンや小鼻のまわりなど崩れやすい場所を中心にし、乾燥しやすいほおや口まわりは少なめにすると粉っぽく見えにくくなります。コーセーの解説では、フェイスパウダーはファンデを肌に密着させて崩れを防ぐためのものとされています。資生堂の50代向けの記事でも、お粉は目のまわりと鼻の両サイドなど崩れやすい部分だけにし、口まわりにはのせすぎないようすすめていました。

パフでのせたあと、何もついていないブラシで軽くはらうと厚塗り感がなくなるという方法も、コーセーの解説で紹介されています。

店頭での試し方とUVカットの考え方

コンパクトの鏡を見ながらメイクを確かめる女性

前述のポーラ文化研究所の調査(首都圏、2025年)では、メーク化粧品を自分で買う50代の65.6%がドラッグストアで買い、53.0%が店頭の商品そのものを参考にしていました(いずれも複数回答)。試し方を知っておくと、どこで買う場合も役立ちます。

店頭では今の肌の悩みを伝えて試す

店頭では、色をフェイスラインで試すだけでなく、今いちばん気になる肌の悩みを伝えると、タイプや色の候補を絞ってもらいやすくなります。資生堂のビューティートップスペシャリスト角谷智恵氏は、カウンセリングでは過去と今の肌悩みが違うという話をよく聞くとして、今の肌を知ることがファンデ選びの第一歩と回答していました。たとえば次のように伝えてみましょう(Millie編集部の言い回し例)。

  • 「最近乾燥が気になって、前のファンデが粉っぽく見えます」
  • 「シミは隠したいけれど、厚く見せたくありません」
  • 「首と色が合う番号を、フェイスラインで比べたいです」

前述の香山氏によると、乳化タイプのファンデは時間がたつと見え方が変わることもあるそうです。試したあと少し時間をおいて、自然光で確かめるとより安心でしょう。

UVカットは日焼け止めや下地と合わせる

ファンデを薄く塗るなら、紫外線対策は日焼け止めやUVカットの下地で確保し、ファンデのSPFは上乗せと考えると安心です(Millie編集部の整理)。日本皮膚科学会のQ&Aによると、SPFやPAは1平方センチあたり2mgを塗って測られていますが、実際に塗る量はその3分の2くらいで、効果は半分くらいになってしまうそうです。

日本化粧品工業会の解説でも、日常生活と炎天下の屋外では浴びる紫外線の量や強さが違うので、場面に合わせてSPF・PAを選び、十分な量をムラなく塗り、少なくとも2〜3時間おきを目安に、状況を見て塗り直すよう呼びかけています。

まとめ

50代で前のファンデが合わなくなるのは、肌の見た目や状態が変わり、選ぶときの条件が増えたからかもしれません。タイプは肌の悩みで選び、色はフェイスラインで2〜3色を比べて決め、下地とコンシーラーに役割を分けてファンデは薄く塗るのが基本です。

まずは今使っているファンデを、ほおから外へ薄く、場所で量を変えて塗ってみてください。自分に合う色の傾向を知りたいときは、無料のパーソナルカラー診断が目安になります。

Questions & answers

50代のファンデーションに関するよくある質問

50代のファンデ選びについての、3つの疑問をまとめました。

Qツヤとマット、どちらの仕上がりがいい?
A

どちらが正解というより、いちばん気になる悩みで決めるのがおすすめです。乾燥や小じわが気になるならツヤ寄り、テカリやTゾーンの崩れが気になるならセミマット寄りが選びやすいでしょう(Millie編集部の整理)。花王ビューティリサーチ&クリエーションセンターが2024年7月にファンデを使う30〜50代の女性2,324人へ行ったWeb調査では、仕上がりに求めることとして「つややかな肌になる」は25.2%、「マットな肌に仕上がる」は14.2%でした(複数回答)。

Qプチプラとデパコス、どちらを選べばいい?
A

値段より、自分の肌に合う色とタイプがあるかで選ぶのがおすすめです。同じ番号でもブランドによって色が違うので、どこで買う場合もフェイスラインで試すことが大切です。カウンターでは肌の状態を見ながら相談でき、ドラッグストアではテスターで手軽に比べられるので、試しやすいほうを選びましょう(Millie編集部の整理)。

Q季節でファンデを替えたほうがいい?
A

質感は季節を問わず使えるものも多いので、まずは色だけを季節の変わり目に確かめれば十分でしょう。資生堂の岡元氏は、季節よりもTPOを意識するのがおすすめで、1つのファンデでどの季節も対応できるようになったと[回答](https://www.shiseido.co.jp/foundation100/answer/q15.html)しています。一方、前述のBeauty Journeyでは、季節ごとに肌の色の状態と合わせて見直すことも大切とされていました。日焼けで肌の色が変わったと感じたら、フェイスラインで試し直しましょう。