秋メイク2026|深い色を重く見せず1か所から変える大人のコツ

ブラウン系のアイシャドウパレットとメイクブラシ

この記事でわかること

  • 今年はブラウンやボルドーなどの深い色を、ぼかして軽く使う流れ
  • リップ、チークの順に1か所ずつ切り替えると失敗しにくい
  • パーソナルカラー4タイプ別に、取り入れやすい秋色と苦手な色の使い方
  • 深い色を使う日ほど色数と塗る範囲を絞ると重く見えにくい

「秋メイクを楽しみたいのに、ブラウンやボルドーをつけると顔が暗く、重たく見えてしまう」。毎年のように秋色のパレットやリップを買い足しても、結局いつものコスメに戻ってしまうこともありますよね。今年らしさは取り入れたい一方で、若作りに見えないか、職場で浮かないかという迷いも重なります。

そこで本記事では、2026年の秋メイクの流れを、リップから1か所ずつ、顔が重く見えない加減で取り入れる方法をまとめました。手持ちのコスメを生かす方法が中心なので、無駄な買い足しをせずに試せるはずです。

あわせて、深い色で顔が重く見える理由と、パーソナルカラー4タイプ別の秋色の選び方も同じ流れでお伝えします。

2026年の秋メイクは深い色を軽くまとう

モーヴやプラムのアイシャドウのアップ

2026年の秋メイクは、ブラウンやボルドーなど深みのある色を選びつつ、ぼかしたり量を控えたりして軽く見せるのが共通した流れです。肌はツヤを推す声とセミマットを推す声があり、表面をさらりと整えて頬にツヤを残すと両方のよさを取り入れられます。

色はブラウンやボルドーなど深みのある色

今年の秋の色には、ブラウンやボルドー、プラム、モーヴのような深みのある色と、鮮やかさを抑えた色がよく挙がっています。KEEN株式会社が「SNSから予測する2026年秋冬 美容トレンド」として、2026年9月にPR投稿の経験がある美容クリエイター24人へオンラインで聞いた調査では、この秋冬に使いたい色として「低彩度系」「ボルドー・プラム・モーヴ系」「ブラウン・ベージュ系」「くすみ系」が上位に挙がりました。

低彩度とは、色の鮮やかさを落とした色のことです。VOCEの新色座談会の記事も、2026年秋はサンドカラーやミュートアイが盛り上がりそうだとしています。ブラウンやボルドーは秋の定番色でもあるので、まずは手持ちの色を見直すところから始められます。

深い色はぼかして量を控えめにのせる

深い色は、輪郭をくっきり描かず、ぼかして薄くのせるのが今年らしい使い方です。MAQUIAの2026年秋のまとめ記事は、色をぼかしてなじませ、唇の輪郭をふんわり見せる「ブラーリップ」を最初に紹介しています。

資生堂の美容情報サイトの記事も、2026年秋冬に注目したいメイクとして、必要なものだけを選んで仕上げる「引き算」を挙げています。深い色を使いながら量は控えめにする流れなので、濃い色で顔が重くなるのが心配な大人にも取り入れやすいはずです。

肌はさらりと整えて頬にツヤを残す

肌はツヤを推す声とセミマットを推す声に分かれるので、Millieでは表面をさらりと整えて、頬の高い位置にツヤを残す仕上げをおすすめします。VOCEの2026年秋メイクの総まとめは、素肌感を残しながら潤いとツヤを感じさせる「生ツヤ肌」に注目しています。

一方で先のKEENの調査では、クリエイターからベースメイクに「ツヤツヤではなくセミマット」を求める声が目立ちました。花王も、頬の高い位置にはパウダーをのせずツヤを生かす手順を紹介していて、くわしい方法は後の章で取り上げます。秋から冬は空気が乾きやすくなるので、ツヤを残す場所を決めておくと乾いた印象にも見えにくいはずです。

秋メイクで顔が重く見えやすい理由

明るさの違う赤やボルドーの口紅が並ぶ様子

秋メイクで顔が重く、くすんで見えるのは、センスのせいではなく、色の明るさや色み、塗る量と、年齢による肌の変化が重なるためと考えられます。

暗い色ほど重く感じられやすい

深い色が重たく見える大きな理由の一つは、色の明るさが低いことだと考えられます。埼玉工業大学人間社会学部の紀要に2021年に載った論文は、暗い色ほど重く感じられるというこれまでの研究を確かめ、色の見かけの重さは明るさに強く左右されると結論づけました。

顔で試した研究ではありませんが、こげ茶やボルドーをまぶたや頬に広く塗るほど、顔まわりが重く見えやすいと考えられます。同じボルドーでも明るさの残る色を選ぶか、塗る範囲を絞るのが調整の基本です。

苦手な色みやトーンはくすんで見えやすい

くすみや疲れた印象は、色の暗さだけでなく、自分の得意な色みやトーンとのずれでも起こりやすくなります。NPO法人日本パーソナルカラー協会の解説は、黄みか青みかは顔色に、鮮やかさは印象の強さに、澄んだ色か濁った色かは肌の質感の見え方に影響するとしています。

資生堂のヘアメイクアップアーティスト山田暢子さんも、ブルベ夏さんには黄みの強い色や濃く暗い色がくすんで疲れた印象に見える場合がある、という説明です。苦手な色を避けきる必要はなく、明るさや色みを自分寄りにずらせば取り入れやすくなります。

年齢とともに肌の明るさは下がりやすい

30代、40代で以前と同じ深い色を重く感じるのは、肌の明るさが年齢とともに下がりやすいことも一因でしょう。資生堂が2010年に発表した研究資料は、肌の色は年齢とともに明るさが下がり、黄みが強くなることが知られていると述べています。

花王が2025年8月にWEBで行った調査では、くすみをよく感じる20〜60代女性1,200人のうち、顔全体のくすみがいちばん気になると答えた414人の50.7%が、くすみの色に茶色を挙げました。肌が沈んで見えやすい時期ほど、深い色は明るさの残るものを選び、量を控えめにすると重さを抑えやすいでしょう。

秋メイクはリップとチークから切り替える

木の台に立てた赤い口紅

Millieでは、夏から秋へのメイクは全部を一度に変えず、リップ、チークの順に1か所ずつ切り替える方法をおすすめします。塗り直しや拭き取りがしやすい場所から始めれば、手持ちのコスメを生かしたまま秋らしさを足せます。

最初の1か所はリップの色と質感

最初に変えるなら、色か質感を秋寄りにしたリップです。エディターの松本千登世さんも2024年のPrecious.jpの記事で、夏から秋への切り替えはリップの色や質感を変えるのが簡単、かつ確実だとすすめています。

色を変えるのに迷うなら、質感だけを変える方法もおすすめです。資生堂の美容情報サイトは、リップの輪郭にフェイスパウダーを軽く重ね、マットの中に柔らかなツヤを感じる「ルミマット質感」に仕上げる方法を紹介しています。

リップのあとは、手間が少なく変化が分かりやすい順に、次の早見表の2番から1か所ずつ変えていきましょう。

順番部位秋らしくする変え方重く見せない加減
1リップ深みのある色かセミマットに指でぼかして輪郭をやわらかく
2チークローズやブラウン系の深い色シアーな色を頬に広く薄く
3アイシャドウブラウンを締め色に目のキワに細く入れる
4ベース表面をさらりと整える頬の高い位置にツヤを残す
5眉短めのゆるいアーチ長く描き足さない

3〜5番の目もとと肌の整え方は、次の章でくわしく紹介します。

チークは深みのある色を頬に広めに

2番目のチークは、深みのある色を頬に広めに、薄くのせるのが秋らしく見せるコツです。資生堂のヘアメイクアップアーティスト松井レイさんは2026年秋冬のメイク解説で、チークを広めに入れると血色感と立体感が同時に加わり、深みのある色なら甘くなりすぎないと説明しています。

アイスタイルが2026年4月に、@cosmeの会員女性(15〜69歳)5,695人へWEBで行ったアンケートでは、以前よりチークを広くのせるようになった人が40代でも約20.1%いました。同社は、最近のチークはシアーな発色が多く、広く入れても失敗しにくいとしています。

チークとリップの色をそろえて統一感を

深い色を2か所に使うなら、チークとリップの色みをそろえると顔全体がまとまって見えるはずです。松井レイさんも同じ記事で、チークとリップの色味を合わせると顔全体に統一感が生まれると話しています。

たとえばリップがボルドーなら、チークも赤みのあるローズ寄りにすると、色同士がぶつかりません。MAQUIAのまとめ記事にも、色数を絞ってコーラルのワントーンでまとめ、顔全体をすっきり見せるオフィスメイクが載っています。Millieでは、深い色を使う日ほど色の数を増やさないのがおすすめです。

目もとと肌は足すより引いて深める

ブラウンのアイシャドウパレットとチップ

目もとと肌は、色や量を足すより、締める場所を絞って塗る範囲を減らすほうが、深みが出ても重くなりにくくなります。今年のオフィスメイクやベースメイクの解説でも、キーワードは「濃くせず深める」「余白を残す」です。

アイシャドウのブラウンは目のキワに細く

ブラウンのアイシャドウは、まぶた全体に広げるより、目のキワに細く入れるほうが重くなりにくいでしょう。Oggiのオフィスメイクの記事でヘア&メイクのKIKKUさんは、まつ毛の間をアイライナーで埋めてから、生え際すれすれに濃い締め色を入れる方法を紹介しています。

花王も2026年6月の発表で、目もとは色数を増やすより、まつ毛や眉がつくる奥行きを生かす方向を示しています。まぶた全体は薄い色で整えて深い色をキワだけにとどめれば、職場でも浮きにくいはずです。ブラウンの色みの選び方は、イエベ・ブルベ別のアイシャドウの選び方でも紹介しています。

下まぶたはブラウンでまつ毛の間を埋める

下まぶたにラインを入れるなら、黒ではなくブラウンで、まつ毛の間を埋める程度にとどめると自然です。資生堂の松井レイさんは、下のラインはブラウンを選び、きっちり引かずに下まつ毛の隙間を埋めるように入れるのがポイントだと説明しています。

同じ記事は、眉も長いアーチより短めを意識すると今っぽい印象になるとしています。目もとの周りは描き足すより控えめに整えるほうが、深い色のリップやチークとも合わせやすいでしょう。

ベースは顔の中心だけに薄く重ねる

秋のベースメイクは、ファンデーションを顔の中心だけに薄く重ね、パウダーはべたつきやすい所にだけのせるのがおすすめです。花王は2026年9月の発表で、ファンデーションを顔の中心から少量塗ってフェイスラインへぼかし、頬の高い位置や鼻筋にはパウダーをのせずツヤを生かす手順を紹介しています。

気象庁の東京の平年値(1991〜2020年の平均)では、平均湿度は10月の71%から11月は64%、12月は56%へ下がります。先のKEENの調査でも、秋冬のベースは乾燥による粉吹きやヨレを避けたいという声が繰り返し挙がっていました。土台は薄く、ツヤは頬に残すと覚えておくと迷いません。

パーソナルカラー別の秋色の選び方

色みの違う5本の口紅

秋色はどのタイプでも使え、同じブラウンやボルドーでも、明るさや色み、深さを自分の得意な方向に寄せると選びやすくなります。まず4タイプの傾向を確かめ、苦手とされる色は量とトーンで調整しましょう。

取り入れやすい秋色は4タイプで変わる

取り入れやすい秋色は、パーソナルカラーの4タイプで少しずつ違います。資生堂のヘアメイクアップアーティスト山田暢子さんのタイプ別の解説から、ブラウンなど秋らしい色に関わる部分を抜き出して表にまとめました。

タイプ取り入れやすい秋色苦手とされる色
イエベ春明るいブラウン暗く重い色、青みの強い色
ブルベ夏赤みのある穏やかなブラウン黄みの強い色、濃く暗い色
イエベ秋ブラウン全般、ゴールド、モスグリーン青みの強すぎる色、明るく澄んだ色
ブルベ冬黒に近いブラウン黄みの強い色、淡い色

山田さんは、パーソナルカラーで分かるのはあくまで似合いやすい傾向の色だとしています。表は、買い物の前に方向をつかむ目安として使ってください。

イエベ秋以外も明るさと色みで秋色を選べる

秋色はイエベ秋さんだけのものではなく、明るさと色みを自分寄りにすれば、ほかのタイプも楽しめます。一般社団法人新パーソナルカラー協会も、ほかのシーズンの色でも色の性質で調整でき、似合うとされる色の境界線が広がるという考え方を示しています。

たとえば同じボルドーのリップでも、イエベ春さんは明るさの残る色、ブルベ夏さんはローズ寄りのやわらかな色、ブルベ冬さんは黒みのある深い色を選ぶと、なじみやすいでしょう。ブルベさんのブラウン選びは、ブルベに似合うブラウンの選び方でくわしく紹介しています。

苦手な色は範囲を絞りトーンをそろえる

流行の色が苦手とされる色だったときは、塗る範囲を絞るか、得意な色とトーンをそろえるのが取り入れるコツです。山田さんも、苦手とされる色は塗る範囲を少なくしたり、ポイントで使ったりするのがおすすめだと説明しています。

トーンとは、一般財団法人日本色彩研究所の説明では明るさと鮮やかさを合わせた色の調子のことです。山田さんは、穏やかなトーンが得意なブルベ夏さんが黄みの色を使うなら、落ち着いたオレンジや明るいブラウンのように同じ穏やかなトーンを選ぶとよいとしています。自分のタイプに迷うときは、Millieの無料のパーソナルカラー診断で大きな方向をつかむところから始めてみてください。

手持ちのコスメで大人の秋顔にする工夫

ドライフラワーとメイクブラシ

新しく買い足さなくても、手持ちの濃いリップや明るいコスメの使い方を変え、深める場所を1か所にしぼれば、大人の秋顔はつくれます。重ね方とぼかし方を覚えておくと、夏のコスメも秋まで使い切れるはずです。

濃いリップは指でぼかしてグロスを重ねる

以前買って重く感じた濃いリップは、薄くのせて指でぼかし、透けるくらいにしてからグロスを重ねると軽く見せやすくなります。花王は2026年4月の発表で、透ける色のリップに透ける質感のグロスを重ねると、重くならずに自然な奥行きが出るとしています。

唇の中心に少しのせて指で外側へなじませれば、輪郭がふんわりして、今年らしいブラーリップに近い仕上がりになるでしょう。花王は、透ける色や質感は唇の状態が仕上がりに出やすいので、先に土台を整えるのがポイントだとも説明しています。

得意な色のコスメは深い色と重ねて使う

手持ちの得意な色のコスメは、深い色と重ねて使うと、深い色だけが浮くのを防ぎやすいでしょう。資生堂の記事に載っている美容部員のおすすめメイクでは、ブルベ夏さんが深みのあるアイシャドウを使うときに、得意な青みピンクを足して透明感を引き出す例が紹介されています。

同じ記事にあるブルベ冬さん向けの美容部員のおすすめメイクは、深みのあるレッドの上にブラウンを重ねて、大人世代にもなじませるメイクです。夏に使っていた得意な色も、深い色と組み合わせれば秋まで使い続けやすいでしょう。買い足すかどうかは、重ねてみてから決めても遅くありません。

職場では深める場所を1か所にしぼる

職場で浮かせたくない日は、リップかチークか目もとのどれか1か所だけを深めると、秋らしさと落ち着きを両立しやすいでしょう。VOCEの2026年秋メイクの総まとめも、目元・頬・唇のどこか1か所だけ秋色に変えると、仕事の日にも取り入れやすいとしています。

MAQUIAのまとめ記事では、ヘア&メイクアップアーティストの千吉良恵子さんが、来客のない内勤の日はシアーなリキッドチークとリップグロスで軽やかに仕上げる例を紹介しています。人と会う日はリップを深め、デスクワークの日は軽く仕上げるように、予定に合わせて選ぶと、毎朝の迷いも減らせるはずです。

まとめ

2026年の秋メイクは、ブラウンやボルドーなどの深い色を、ぼかしたり範囲を絞ったりして軽くまとうのが基本です。夏から切り替えるときはリップ、チークの順に1か所ずつ変え、目もとはキワに細く、肌は顔の中心だけ薄く整えると重く見えにくくなります。

まずは手持ちの濃いリップを、指でぼかしてつけるところから試してみてください。得意な秋色に迷う場合は、無料のパーソナルカラー診断で方向をつかみ、パーソナルカラー別メイクとあわせて選ぶと安心です。

Questions & answers

秋メイクのよくある質問

秋メイクとイエベ秋の違い、40代での取り入れ方、始める時期の3つの疑問に答えます。

Q秋メイクとイエベ秋のメイクは同じ?
A

別のものです。秋メイクは季節に合わせたメイクで、イエベ秋はパーソナルカラーのタイプの呼び名です。NPO法人日本パーソナルカラー協会は[解説](https://www.p-color.jp/about/)で、似合う色のグループに「春」「夏」「秋」「冬」というニックネームをつける診断の方法が広く知られていると説明しています。イエベ秋さんの顔全体のメイクは、イエベ秋さんに似合うコスメで紹介しています。

Q40代でも今年の秋メイクは浮かない?
A

色は深くても量は控えめにし、チークはシアーな色を薄く広げれば、40代でも取り入れやすいでしょう。先のアイスタイルのアンケートでも、チークを以前より広くのせるようになった人が40代で約20.1%いました。VOCEの[総まとめ](https://i-voce.jp/feed/4429712/)も、30代以上は潤いを感じるベースを土台に、サンドカラーやローズ、モーヴなどの秋色を重ねると上品な仕上がりになるとしています。

Q秋メイクはいつごろから始めればいい?
A

決まった時期はなく、服を秋物に替えたころが切り替えの目安です。ファッション情報サイトStyleHausの[記事](https://stylehaus.jp/articles/31431/)も、秋冬の服に合わせてメイクも更新しようと呼びかけています。まずリップを変え、空気が乾いてくる11月ごろにベースを見直すと、無理なく移れます。