イエベ春とブルベ夏の違いと見分け方|迷う人が外しにくい色も紹介

淡い色の服が並ぶハンガーラック

この記事でわかること

  • 明るさは共通、色みと澄み具合が逆
  • すっぴん・自然光で白とリップを当てて比べる
  • 迷ったら明るく鮮やかすぎない色から
  • 顔まわりは1stの色を基本に

「セルフ診断ではイエベ春、アプリではブルベ夏。結局どっちなの?」。コーラルピンクもローズピンクも悪くない気がして、リップや服を選ぶたびに迷っている方もいるかもしれません。決めきれないのは自分のセンスのせいかも、と不安になりますよね。

そこで本記事では、イエベ春とブルベ夏の共通点と違い、自分がどちら寄りかを確かめる比べ方をまとめました。比べる物と見るときのポイントを表にまとめたので、家にある白い服やリップを使って、今日からすぐに試せるでしょう。

同じ流れで、春と夏の両方で外しにくい色や、1stと2ndの使い分け、診断結果の見直し方も紹介します。

イエベ春とブルベ夏は明るさが共通で色みが逆

コーラルからピンクまで並んだ口紅

イエベ春とブルベ夏は、どちらも明るい色が得意とされる一方で、黄みか青みか、クリアかやわらかいかが逆のタイプです。ここでは日本パーソナルカラー協会や新パーソナルカラー協会が使う色の物差しを、色み・明るさ・鮮やかさと澄み具合の3つにまとめて比べます。

色の物差しイエベ春ブルベ夏共通か逆か
色み黄み寄り青み寄り逆
明るさ明るめ明るめ〜中くらい共通
鮮やかさ・澄み具合鮮やか・クリア穏やか・やわらか逆

表は、一般社団法人新パーソナルカラー協会とホーユーのLICOLOの説明、松本英恵氏の解説をもとにMillie編集部が整理した目安です。どちらの協会も色相・明度・彩度・清濁の4つの物差しで見ますが、ここでは彩度と清濁を1つにまとめました。

どちらも明るく軽やかな色が得意とされる

イエベ春とブルベ夏に共通するのは、明るく軽やかな色が得意とされる点です。一般社団法人新パーソナルカラー協会の代表理事は、検定問題の解説で、明るめの明度を「春・夏の共通点」と書いています。

カラーコーディネーターの松本英恵氏もセカンドシーズンの記事で、イエベ春とブルベ夏の組み合わせの人は全体的に明るい色が似合い、イエベかブルベかよりも明るさや軽やかさが重要なタイプだと説明しています。春と夏で迷う人は、まずこの明るさを共通の軸にすると考えやすいでしょう。

黄みか青みかとクリアかやわらかいかが逆

違いは、黄みか青みかという色みと、クリアかやわらかいかという澄み具合です。新パーソナルカラー協会の4Dパーソナルカラーの説明では、春は黄み・明るめ・彩度は強め・清色とされています。

ブルベ夏については、ホーユーのLICOLOの記事が「青みベース×低〜中彩度×明るめ〜中明度」の色がなじみやすいと紹介しています。松本氏もブルベ夏の記事で夏タイプは鮮やかな色が苦手だとしており、春の得意な鮮やかさとは向きが逆です。

イエベ春とブルベ夏で迷いやすい3つの理由

白い背景に置いた生成りのニット

春と夏で迷いやすいのは、見た目の傾向が重なりやすく、肌の色だけでは決まらず、セルフチェックの結果も割れやすいためと考えられます。どれも、センスの問題ではありません。

髪や瞳など見た目の傾向が重なりやすい

髪が細くやわらかい、瞳の色が明るいなど、春と夏には重なる見た目の傾向があります。資生堂ヘアメイクアップアーティストの山田暢子氏が解説・監修した資生堂の記事では、春も夏も瞳の虹彩が明るいとされ、違いは白目と黒目のコントラストがはっきりか柔らかいかだと説明されています。

髪についても、同じ記事では春を絹糸のように繊細で細い髪、夏を細くて柔らかい髪の傾向としていました。見た目のチェックで春とも夏とも当てはまるのは、こうした共通点があるためでしょう。

肌の色だけでは決まらないとされる

パーソナルカラーは、肌の色だけでは決まらないとされています。NPO法人日本パーソナルカラー協会はよくある質問で、肌の色だけで診断することはないと説明し、イエベ・ブルベには度合いがあるとしています。

広島文化学園短期大学の髙橋佑子氏が2023〜24年に短大生59人の素肌の頬を測った研究では、春と夏の平均の色の値がほぼ同じで、どちらも明るい位置に多く分布していました。学生を対象にした小規模な測定ですが、肌の見た目だけで春と夏を分けにくいことがうかがえます。

セルフチェックは結果が割れやすい

セルフチェックの結果は、割れることが珍しくありません。日本色彩学会パーソナルカラー研究会の会員が2018年9月に、SNSで募った108人に簡易診断を受けてもらった調査では、84%が手鏡を持たずに診断していました。同じ報告は、簡易診断を受けるたびにシーズンが違うという声にも触れています。

名古屋女子大学の横山早美氏らが2020年に、同大学の女子学生64人を、専門の訓練を受けていない色彩を学んだ学生がカラードレープで判定した調査でも、12人はシーズンが1つに決まりませんでした。明るさが共通する春と夏は、特に割れやすい組み合わせだとMillie編集部は考えています。

春寄りか夏寄りかを確かめる比べ方

白い布の上のラベンダー

春寄りか夏寄りかは、条件をそろえたうえで、白い服やリップ、澄んだ色とやわらかい色を顔の下に当てて比べると見当をつけやすくなります。見るのは好きかどうかではなく、顔色やツヤ、輪郭の変化です。

比べる物春寄りのサイン夏寄りのサイン
白い服アイボリーで血色がよく見えやすいオフホワイトですっきり見えやすい
リップコーラルピンクがなじみやすいローズピンクがなじみやすい
アクセサリーイエローゴールドが映えやすいシルバーが映えやすい
澄んだ鮮やかな布自然になじんで見えやすい強く浮いて見えやすい

表は、松本英恵氏の解説と資生堂の記事をもとにMillie編集部がまとめた目安で、4行目の見方は編集部の提案にあたります。

すっぴんと自然光で比べる条件をそろえる

比べるときは、すっぴんで、日中の自然光の入る場所で、大きめの鏡か手鏡で顔の下に当てた色を見ながら行うのが基本です。パーソナルスタイリストの中野みおり氏が監修したファンケルの記事は、メイクを落とした素肌で、自然光の入る明るい場所で確かめるようすすめています。

同じ記事によると、ひとりで分かりにくいときは複数人で見比べるのもおすすめだそうです。顔の近くの色は見え方に影響するため、着ている服は白やグレーなど色の主張が少ないものにするのがMillie編集部のおすすめです。

白とリップで黄みか青みかを比べる

白い服とリップを顔の近くに当てると、黄みと青みのどちらがなじむかを比べやすくなります。松本英恵氏は、春タイプの白を黄みがかった濁りのないアイボリーホワイト、夏タイプの白を黄みがかっていない柔らかな印象のオフホワイトとしています。

リップは、前出の資生堂の記事が春にコーラルピンク、夏にローズピンクを挙げていました。NPO法人日本パーソナルカラー協会が2013年に主催したパーソナルカラーフェアの来場者、有効回答206人への調査では、モデルの胸元に青み寄りと黄み寄りのピンクを当て比べ、「どちらかと言えば」を含めて205人が青み寄りのほうが肌が白く見えると答えています。

澄んだ色とやわらかい色で顔の変化を見る

澄んだ鮮やかな色と、やわらかくくすんだ色を当て比べ、家族や友人にどちらが自然に見えるかを聞くと、クリアかやわらかいかの見当がつきやすくなります。同じ調査では、澄んだ赤と濁った赤を当て比べ、「どちらかと言えば」を含めて191人が澄んだ赤のほうが肌に光沢が出て見えると答えました。

日本パーソナルカラー協会は、こうした変化は元の顔色にかかわらずほとんどの人に起こるとし、その変化を良いと取るか悪いと取るかは見る人によって分かれると考察しています。ツヤや白さが出るかだけでは見分けにくいため、ほかの人の目も借りて比べるのがMillie編集部のおすすめです。

イエベ春とブルベ夏の両方で外しにくい色

ニットに包んだピンクのチューリップ

春と夏で迷う人には、明るく、鮮やかすぎず、くすみすぎない色が候補になる、というのがMillie編集部の整理です。リップやアクセサリー、髪色も、両方から歩み寄った色から試すと選びやすいでしょう。

アイテム迷ったときの候補
服の白真っ白より少しやわらかい白
リップやわらかいコーラルピンク〜ピンクベージュ
アクセサリーピンクゴールド
髪色ピンクグレージュ

表は、松本英恵氏と資生堂の美容部員の解説、ホーユーのLICOLOの記事をもとにMillie編集部が整理した候補です。どれも必ず似合う色ではなく、試す順番の目安として使ってください。

明るく鮮やかすぎずくすみすぎない色が候補

両方で外しにくい色の候補として、明るく、鮮やかすぎず、くすみすぎない色が挙げられます。松本英恵氏は前出のセカンドシーズンの記事で、春と夏の組み合わせと診断された人について、イエベ春の鮮やかな色と、ブルベ夏の濁りのある色がやや苦手だとしています。

春の得意からは鮮やかすぎる色を、夏の得意からはくすみの強い色を外した、その間の明るい色が候補になるというのがMillie編集部の整理です。新パーソナルカラー協会は、ほかのシーズンの色でも色の属性を調整すれば、似合うとされる色の範囲が広がると説明しています。

リップやアクセサリーは歩み寄った色から試す

リップやアクセサリーは、春と夏の両方から歩み寄った色から試すと取り入れやすいでしょう。資生堂の美容部員の解説では、春の人が青みの色を使うなら青みが少なく発色が穏やかなものが取り入れやすく、夏の人はソフトなコーラル系が得意とされています。

アクセサリーでは、ピンクゴールドがホーユーのLICOLOの記事で春の色に、松本氏のアクセサリーの記事で夏が試すゴールド系に挙がっていました。迷う人の選択肢のひとつとして試してみてください。

髪色はピンクグレージュが候補のひとつ

髪色は、ピンクグレージュが候補のひとつになります。ホーユーのグレージュの記事では、美容師がピンクグレージュをイエベ春さんはもちろん、くすみカラーが得意なブルベ夏さんでも取り入れやすいと説明しています。

ただし同じ記事によると、ピンクグレージュはブリーチありがおすすめだそうです。色名だけでは仕上がりが伝わりにくいため、写真で相談すると安心です。髪色全体はイエベ春の髪色とブルベ夏の髪色の記事も参考にしてください。

1stと2ndの使い分けと診断結果の見直し方

淡い色のジャケットが並ぶラック

2つのタイプの要素を持つと言われたら、顔まわりは1stの色を基本にし、2ndの色のうち自分で迷う色は顔から離して使うのが、Millie編集部の提案です。診断の結果がしっくりこないときは、共通する明るさから見直してみてください。

顔まわりは1stの色を基本にする

顔まわりは1stの色を基本にし、2ndの色のうち鮮やかすぎる・くすみが強いなど自分で迷う色は、ボトムや小物で使うと取り入れやすいでしょう。これは、苦手な色は顔まわりを避けるという松本英恵氏の説明を応用したMillie編集部の提案で、2ndが苦手な色という意味ではありません。

松本氏は前出のセカンドシーズンの記事で、セカンドシーズンを2番目によく似合うタイプと説明しています。一方、ブルベ夏の記事では、苦手な色は顔まわりを避けて、分量を少なめに取り入れるのが賢明だとしています。

Millieの診断は2つの軸とも半々だとイエベ春

Millieの無料のパーソナルカラー診断は、イエベかブルベか、クリアかくすみかの両方で回答が半々に割れたときに、イエベ春の結果になる作りです。イエベかブルベかを見る6問が3問ずつ、クリアかくすみかを見る2問が1問ずつに分かれると、どちらも春の側として判定します。

クリアかくすみかの2問だけが1問ずつに割れると、ブルベ寄りの人はブルベ冬と出ることもあります。春と夏で迷う人は、結果のタイプ名だけで決めず、共通する明るさを手がかりに、この記事の比べ方で確かめてみてください。

以前の結果が合わないときは明るさから見直す

以前の結果がしっくりこなくなったときは、春と夏の共通点である明るさから見直すのがMillie編集部のおすすめです。NPO法人日本パーソナルカラー協会は前出のよくある質問で、似合う色は加齢による肌の変化や日焼けなどで変わることがあり、しっくりこないと感じたら改めて診断を受けるタイミングだとしています。

一方、新パーソナルカラー協会のパーソナルカラー都市伝説20では、年齢だけでふさわしい色が決まるわけではないとされています。年齢で選べる色が減るのではなく、明るさと澄み具合を確かめ直すきっかけと考えると気が楽です。

まとめ

イエベ春とブルベ夏は、明るさが共通で、色みと澄み具合が逆のタイプです。迷ったときは、明るく、鮮やかすぎず、くすみすぎない色から選ぶと外しにくいでしょう。どちらにも見えるのはセンスのせいではなく、2つのタイプに共通点が多いためと考えられます。

まずはすっぴんで手鏡を持って窓ぎわに立ち、白い服とリップを顔の下に当てて比べてみてください。大まかな方向を確かめたいときは、無料のパーソナルカラー診断も手がかりになります。

Questions & answers

イエベ春とブルベ夏に関するよくある質問

イエベ春とブルベ夏で迷う人から多い、3つの疑問をまとめました。

Qプロの診断でも春と夏で結果が割れますか?
A

割れることがあります。松本英恵氏は[All Aboutの記事](https://news.allabout.co.jp/articles/o/46473/)で、カラリストによって診断結果が異なる場合もあると書いています。国際カラープロフェッショナル協会のアナリストの[記事](https://icpa-colors.com/colory/difficulty-of-parsonalcolor/)でも、夏と診断された人が別のサロンで春と言われた例が紹介されていました。受けるときは、春と夏で迷っていると伝えるのがMillie編集部のおすすめです。

Q美容室ではどう伝えればいいですか?
A

明るさを先に決め、色みは写真で伝えると失敗しにくくなります。ホーユーの[LICOLOの記事](https://www.hoyu.co.jp/licolo/category/hair-color/5830.html)では、カラーリストの北野紗希氏が、明るさが決まったら色みも考えるよう答え、写真は3枚以上あると失敗しにくいとしています。春と夏で迷っていることも、あわせて伝えるのがMillie編集部のおすすめです。

Q色白ならブルベ夏ですか?
A

色白だからブルベ夏とは限りません。一般社団法人新パーソナルカラー協会は、色白の人でもイエローベースが調和する場合があると説明しています。NPO法人日本パーソナルカラー協会が2026年に発表した、女性モデル5人を美容専門学校生35人と協会の認定アナリスト・講師22人が見比べた[実験](https://www.p-color.jp/blog/2026_personalcolor_kenkyu/)でも、肌の色と同じベースが必ず似合うという1対1の対応は確認されませんでした。協会は、この実験だけでは断定できないとしています。