ブルベに似合うマスクの色|夏・冬別の候補と売り場での見分け方

木のテーブルに置いたピンクのマスク

この記事でわかること

  • ブルベさんのマスクは青み寄りの色を選び、肌より暗くしすぎない
  • 夏はラベンダーやライトグレー、冬は真っ白やネイビーが候補
  • 売り場では白いマスクと並べ、窓際で顔に当てて黄みか青みかを確かめる
  • 白しか使えない日は、ツヤと血色を目もとと頬で足す

「白いマスクをつけると、なんだか顔色が悪く見える」。ブルベだとは分かっていても、夏と冬のどちらの色を選べばいいのか、ピンクは若すぎないか、迷いは尽きませんよね。売り場には色とりどりのマスクが並び、同じピンクやベージュでも黄み寄りか青み寄りかが分かりにくい、という悩みも重なります。

そこで本記事では、ブルベ夏・ブルベ冬それぞれに合うマスクの色と、売り場で黄みか青みかを見分ける方法をまとめました。夏か冬か迷う人でも、外しにくい色から選べるはずです。

あわせて、白やベージュで顔色が沈む理由と、白いマスクしか使えない日のメイクの補い方も同じ流れでお伝えします。

マスクの色で顔色の見え方が変わる理由

紫の背景に置いた白いマスク

マスクは顔のすぐ下で広い面積を占めるため、その色みと明るさが肌の見え方に表れやすくなります。暗い色は肌まで暗く見せやすく、口元が隠れる分、唇の血色にも頼れません。

マスクは顔の下半分を覆う大きな色の面

マスクは顔の広い範囲を覆うので、色の影響が顔に出やすいアイテムです。ユニ・チャームのパーソナルカラー対応マスクを監修したNPO法人日本パーソナルカラー協会も、同社のリリースに寄せたコメントで、マスクは顔の大部分を覆うため色が顔の印象に大きな影響を与えるとしています。

同協会の解説によると、黄み寄りの色を顔の下に当てると血色よく、青み寄りの色を当てると色白に見えます。マスクの色選びは、顔の下に色見本を当てるパーソナルカラー診断と同じ考え方で進められるわけです。

暗い色のマスクは肌まで暗く見せやすい

色みと同じくらい大切なのが明るさで、暗い色のマスクは肌まで暗く見せやすいことが研究の報告書で示されています。大阪大学の教授だった森川和則氏の科研費研究の報告書によると、明るさの異なるマスクをつけた顔で調べたところ、暗い色のマスクでは肌が暗く見えました。

報告書はこれを、周りの明るさに引っぱられて見える「明るさ同化錯視」と考えています。同じ報告書の顔の大きさの実験では、白から黒まで5段階の色みのないマスクが使われています。色みの影響は調べられていませんが、色を選ぶときも肌より暗すぎない明るさを目安にすると、顔色が沈んで見えにくいはずです。

口元が隠れると唇の血色に頼れない

マスクで口元が隠れると、唇の色で顔色の印象を整えられなくなります。森川氏も著者に加わった2017年の論文では、平均顔の唇の色だけを変え、参加者20人分の比べ方を分析したところ、赤みを足した唇で肌は明るく、暗くした唇で肌は暗く見えました。

この論文はマスクを扱ったものではありませんが、唇という小さな面積でも肌全体の見え方が変わることを示しています。唇が隠れる日は、マスクの色と、マスクの上に出る目もとや頬で血色を補う意識を持つと安心でしょう。

ブルベ夏とブルベ冬に合うマスクの色

グレーの布の上に置いた水色のマスク

ブルベさんのマスクは、青み寄りの色を選ぶのが基本です。そのうえで、ブルベ夏さんは明るくやわらかい色、ブルベ冬さんははっきりした色や深い色を選ぶと、顔色が沈んで見えにくくなります。

ブルベ夏はラベンダーやローズなどやわらかい色

ブルベ夏さんのマスクは、ラベンダーやローズ、ライトグレーのような明るくやわらかい色が候補です。ホーユーのヘアカラー情報サイトLICOLOはブルベ夏の解説で、似合う色を「青みベース×低〜中彩度×明るめ〜中明度」とまとめ、主役の色にラベンダーやローズ、ブルーグレー、ライトグレーを挙げています。

大王製紙エリエールのマスクの色の記事でカラーコーディネーターの渡辺樹里さんも、ブルベ夏の代表的な色にラベンダーやローズピンク、グレージュ、ミルキーブルーを挙げています。タイプの特徴はブルベ夏の特徴と似合う色でもくわしく紹介中です。

ブルベ冬は真っ白やネイビーなどはっきりした色

ブルベ冬さんは、真っ白や黒、ネイビー、ワインレッドのような、はっきりした色や深い色がなじみやすいでしょう。LICOLOはブルベ冬の解説で、ベーシックな色にブラックやホワイト、スモークグレー、ダークネイビーを挙げ、迷ったら「青み・クリア・濃色」を選べば失敗しにくいとしています。

渡辺樹里さんも、ブルベ冬は白黒のコントラストにも負けにくい点が特長だとしています。マスクなら真っ白のほか、スモークグレーや紺のような落ち着いた濃い色も使いやすいはずです。ただし黒や紺のような暗い色は肌を暗く見せやすいので、その日は目もとや頬で明るさを足しましょう。タイプの特徴はブルベ冬の特徴と似合う色で確かめられます。

夏か冬か迷うならラベンダーやグレー系から

夏か冬か迷うときは、両方に共通する「冷たさを感じる色」から選ぶのが外しにくい方法です。渡辺樹里さんは、診断で夏と冬の当てはまる数が同じになった人について、共通点である冷たさを感じる色が似合うと説明しています。

ラベンダーは夏の代表色で、ブルベ向けのマスクの色としても挙がる色です。グレー系も、夏はライトグレー、冬はスモークグレーと両方の候補に入っています。まずは明るさと鮮やかさが中くらいのものから試し、鏡で顔色を確かめると選びやすいでしょう。

ここまでの内容を、タイプ別の早見表にまとめました。

タイプ候補の色明るさと鮮やかさ気をつけたい色
ブルベ夏ラベンダー、ローズ、ライトグレー明るめで穏やか黄みの強い色
ブルベ冬真っ白、ネイビー、ブラックはっきり、または深め黄みの強い色、淡くぼやけた色
夏冬で迷うラベンダー、グレー系、ローズ中くらいから試す黄みの強いベージュ

ブルベ冬の気をつけたい色は、資生堂のタイプ別の解説で、黄みの強い色はくすんで、淡い色はぼやけて見えやすいとされている点を加えています。

白やベージュのマスクで顔色が沈む理由

チューリップのそばに置いた白いマスク

白やベージュは無難に見えても、黄みの強さや肌との明るさの差によって、ブルベさんの顔色を沈ませることがあります。ベージュは黄み、白は色調と明るさの差に気をつけるのがポイントです。

黄み寄りのアイボリーは肌が黄みに見えやすい

アイボリーのような黄み寄りの色のマスクは、肌を黄み寄りに見せやすい色です。ユニ・チャームが北海道大学と中京大学の研究者と2025年6月に行った検証では、20歳以上の男女147人が白いマスクとアイボリー、または白いマスクとラベンダーをつけた女性の顔画像を見比べ、白を基準にするとアイボリーはラベンダーより肌が黄みに見えると評価されやすくなりました。

同じ検証で、アイボリーは肌なじみの評価では上回りました。メーカーが新商品に合わせて行った検証で、モデルがブルベかどうかは示されていません。黄みの強いベージュも同じ方向に見えやすいと考えられるので、ブルベさんがベージュを選ぶなら、黄みの少ないグレージュ寄りが候補になるでしょう。

真っ白は冬寄りの人ほどなじみやすい

真っ白なマスクは、ブルベの中でも冬寄りの人ほどなじみやすい色です。先のエリエールの記事で渡辺樹里さんは、どなたでも使いやすいのは同社のマスクの色名でいう「ナチュラルホワイト」のような真っ白より少しやわらかい白で、ブルベ冬の方には真っ白なホワイトもおすすめできると説明しています。

一方で資生堂は2020年の提案で、白いマスクは肌とのコントラストで肌が暗く見えたり、くすみを感じたりすることがあるとして、メイクで補う方法を紹介しています。夏寄りの人や白で顔色が沈むと感じる人は、やわらかな白やライトグレーも候補にするとよいでしょう。

白にも青み寄りと黄み寄りの色調がある

同じ「白」でも青み寄りの白と黄み寄りの白があり、選ぶ白によって顔の見え方が変わります。一般社団法人新パーソナルカラー協会は解説で、白・紺・グレー・ベージュなどのベーシックカラーにもさまざまな色調があり、自分に調和しやすいものを選ぶと自然で美しい印象をつくれるとしています。

マスクの白も、真っ白なものから生成りに近いものまで幅があるものです。ブルベさんが白を選ぶなら、黄みを感じる生成りより、青みや透明感のある白を選ぶと顔色がくすんで見えにくいでしょう。

売り場でマスクの色を見分けるコツ

扇のように広げた水色のマスク

マスクの色は、色名ではなく黄みか青みかを自分の目で見て、できれば自然光で顔の近くに当てて確かめると選びやすくなります。通販では、画面の色と実物の差も意識しましょう。

色名より黄みか青みかで見分ける

同じ「ピンク」や「ベージュ」でも黄み寄りと青み寄りがあるので、色名より色そのものを見て選びます。新パーソナルカラー協会も、ブルーベースでも似合う黄色はあり、大切なのは色名ではなく、その人に調和する色相・明度・彩度などの特徴だとしています。

Millieのおすすめは、白いマスクや白い紙の横に並べて比べる方法です。白と並べると色の傾きが分かりやすくなり、オレンジに近いピンクは黄み寄り、紫に近いピンクは青み寄りと考えると見分けやすいはずです。

店の照明より窓際の自然光で顔に当てる

マスクの色は店の照明だけで決めず、できれば窓際の自然光で顔の近くに当てて確かめると失敗しにくくなります。パナソニックの解説にあるように、照明には色の見え方のよさを表す平均演色評価指数という数値があり、光源によって色の見え方が変わるわけです。

日本パーソナルカラー協会が2026年に行った検証でも、診断に適した環境として、北向きの窓の昼光に白色の室内照明を組み合わせた環境を使っています。持ち帰ったら窓際で顔の下に当て、顔色が明るく見えるか、くすんで見えるかを確かめてみてください。

通販の色は画面と実物で違って見える

通販でマスクを買うときは、画面で見た色と実物の色が違って見えることを前提に選びましょう。新パーソナルカラー協会は、実物の色は光を反射して見える色で、SNSやディスプレイで見る色は画面自体が光を発する色だと説明しています。

初めての色は、枚数の少ない箱や数色入りのセットで試し、自然光で確かめてから同じ色を買い足すと安心です。ほかの色と並べた商品写真があれば、黄み寄りか青み寄りかを比べる手がかりになります。

マスクの色に合わせたメイクの補い方

ベージュ系のパレットとメイクブラシ

マスクの色だけで顔色を整えきれない日は、マスクの上に出る目もとと頬で補います。白の日はツヤと血色、ラベンダーの日は少しの赤み、どの色の日もチークは高めの位置がポイントです。

白いマスクの日はツヤと血色を足す

職場のルールなどで白いマスクを使う日は、ツヤと血色を少し足すと顔色が沈んで見えにくくなります。資生堂の2020年の提案で、トップヘアメイクアップアーティストの神宮司芳子さんは、白と肌とのコントラストで肌が暗く見えないよう、暖かみのある色や艶を加えて健康的な印象に仕上げるとしています。

資生堂は2021年の提案でも、白いマスクの日はラベンダーやピンクの化粧下地で透明感を出し、チークをやや高めに入れて血色をのぞかせる方法を紹介しました。資生堂の提案ではオレンジやピンクなどの暖色を足すとしていますが、Millieでは、ブルベさんならローズ寄りの血色を選ぶとなじみやすいと考えます。

ラベンダーの日は目もとに少し赤みを

ラベンダーのマスクの日は、目もとにほんのり赤みを足すと、顔色が悪く見えるのを防ぎやすいでしょう。先のユニ・チャームの検証ではラベンダーのマスクで肌が白く見えると評価されやすかった一方、神宮司さんは、ラベンダーの青みで顔色が悪く見えないよう、目もとに赤みを足して血色感を出す方法をすすめています。

同じ提案では、アイラインをボルドーにする方法も挙がっています。色白に見える効果は透明感にも血色不足にもなりうるので、赤みは少しだけ足すのがよいでしょう。

チークはマスクから見える高めの位置に

マスクをつける日のチークは、マスクに隠れない高めの位置に入れるのが基本です。資生堂の2021年の提案は、チークを頬の中心から黒目の下にかけてぼかし、マスク着用時はマスクから見える位置まで高めにぼかすとしています。

神宮司さんの2020年の提案をもとに、マスクの色ごとのメイクの補い方を表にまとめました。

マスクの色気をつけたい見え方メイクの補い方
白肌が暗く見えることがあるツヤと血色を足す
ラベンダー顔色が悪く見えることがある目もとに少し赤み
ライトグレー影の色に近く見える目の下をカバーし下まぶたに輝き
ベージュ顔の印象がぼやけやすい目もとに輝きやツヤ

30・40代が職場で使いやすいマスクの色

グレーの布マスク

職場や改まった場では白系やグレー系が使いやすく、色を楽しみたい日は青み寄りのローズのような落ち着いたピンクなら浮きにくいでしょう。自分に合う白系とピンク系を1つずつ決めておくと、毎朝迷いにくくなります。

白系やグレー系は場面を選ばず使いやすい

職場や改まった場では、白系やグレー系のマスクを1箱持っておくと、場面を選ばず使いやすいでしょう。渡辺樹里さんは、フォーマルなシーンではホワイト系のマスクを選ぶことが多いとしています。白系に加え、Millieでは落ち着いたグレー系も職場で使いやすいと考えます。

クロス・マーケティングが2025年3月に全国の20〜69歳1,100人へインターネットで行った調査では、普段マスクを「着ける日が多い」と答えた女性は、40代の110人では74.5%、30代の110人では59.1%でした。特に40代女性は4人に3人が「着ける日が多い」と答えているので、ブルベ夏さんはライトグレー、ブルベ冬さんは真っ白やスモークグレーのように、仕事用の色を決めておくと安心です。

ピンクは青み寄りのローズなら浮きにくい

ピンクのマスクが若すぎないか気になるなら、Millieのおすすめは青み寄りのローズのような落ち着いたピンクです。渡辺樹里さんはローズを、イエベもブルベも使いやすい血色カラーとしています。アイリスオーヤマの解説も、ブルーベースと相性のよいピンクとして青みのあるラベンダーピンクを挙げています。

北海道大学がユニ・チャームと中京大学との共同研究として2015年に発表した実験では、ピンクと白のマスクをつけた20〜30代の女性20人の顔画像を18歳以上の33人が評価し、ピンクのマスクのほうが外見的な魅力が高く評価されました。測ったのは魅力で顔色ではなく、使われたピンクが青み寄りかどうかも分かりませんが、ピンクを怖がらずに試す後押しにはなりそうです。

まとめ

ブルベさんのマスクは、青み寄りの色を選び、肌より暗くしすぎないのが基本です。ブルベ夏さんはラベンダーやライトグレー、ブルベ冬さんは真っ白やネイビー、迷うときはラベンダーやグレー系から試すと外しにくくなります。濃い色を選ぶ日は、目もとや頬で明るさを補いましょう。

次に買うときは、白いマスクの横に並べて黄みか青みかを確かめ、窓際で顔に当ててから選んでみてください。自分のタイプに迷う場合は、無料のパーソナルカラー診断で方向をつかみ、ブルベに似合う色もあわせて確かめると安心です。

Questions & answers

ブルベのマスクの色のよくある質問

肌の色とタイプの関係、黒いマスクの印象、黄み寄りの色の使い方の3つの疑問に答えます。

Q肌が白ければブルベと考えていい?
A

そうとは限りません。日本パーソナルカラー協会が2026年に日本色彩学会で発表した検証では、肌の色の傾向と似合う色の傾向に一貫した対応は確認されませんでした。新パーソナルカラー協会も、肌が白いことと似合う色のベースは必ずしも一致しないとしています。迷うときは、無料のパーソナルカラー診断で大きな方向をつかんでみてください。

Q黒いマスクは印象が悪く見える?
A

男性の顔を使った研究ですが、黒いマスクへの印象は変わりつつあるようです。北海道大学の研究者による2019年の[論文](https://www.jstage.jst.go.jp/article/hps/41/0/41_1/_article/-char/ja)では黒いマスクの人物に非好意的な態度が見られました。一方、2020年夏に北海道大学の学生98人が男性の顔写真を評価した追加の調査では、2018年より「おしゃれだ」という回答が増えたと、神戸新聞NEXTが2022年に[報じています](https://www.kobe-np.co.jp/rentoku/omoshiro/202202/sp/0015036595.shtml?pg=amp)。黒は肌を暗く見せやすいので、目もとや頬で明るさを補うと安心です。

Qブルベでも黄み寄りの色を使っていい?
A

使って大丈夫です。日本パーソナルカラー協会は、パーソナルカラーはなりたい印象を演出することもできる理論だとコメントしています。資生堂の[解説](https://www.shiseido.co.jp/sw/beautyinfo/DB008871/)も、メイクで苦手とされる色を使うときは塗る範囲を少なくしたり、ポイントで使ったりするのがおすすめだとしています。Millieのおすすめは、黄み寄りのマスクの日に目もとや頬へ青み寄りの色を少し足す方法です。