ブルベ冬に似合うピンクは?青みと鮮やかさで選ぶコツと大人の着こなし

鮮やかなピンクの布

この記事でわかること

  • 青みがはっきりした濁りのないピンクが基本
  • 夏との違いは鮮やかさと澄み具合
  • 服は黒・グレー・真っ白と合わせて色数を絞る

「ブルベ冬と言われたけれど、ピンクを着ると顔が浮く気がする」「大人が鮮やかなピンクを選んで派手にならないか心配」。好きな色なのに、ピンクのリップや服を前にすると手が止まってしまう方もいるのではないでしょうか。青みピンクが似合うと聞いて買ったのに、思ったほどしっくりこなかった経験があるかもしれません。

そこで本記事では、ブルベ冬さんに合いやすいピンクの条件と、難しく感じやすいピンクの理由をまとめました。ブルベ夏のピンクとの違いやリップ・チークの選び方は表で確かめられ、服の合わせ方も紹介します。

あわせて、職場でも浮きにくい取り入れ方を紹介するので、大人らしくピンクを楽しめるようになるはずです。

ブルベ冬に似合うピンクの条件

黒い背景に咲くフューシャの花

ブルベ冬さんに合いやすいのは、青みがはっきりしていて、濁りのない鮮やかなピンクです。ピンクそのものが苦手なのではなく、黄みやくすみを含んだピンクを選んでいた可能性もあります。

色名JISの系統色名黄みか青みかブルベ冬の目安
ローズレッドあざやかな紫みの赤青み寄り取り入れやすい
ワインレッドこい紫みの赤青み寄りリップに取り入れやすい
ローズあざやかな赤中間チークやリップの候補
桜色ごくうすい紫みの赤青み寄り目もとをポイントにする日に
オールドローズやわらかい赤中間難しく感じることも
サーモンピンクやわらかい黄みの赤黄み寄り難しく感じることも

系統色名は、JIS(日本産業規格)Z 8102「物体色の色名」で、それぞれの慣用色名に対応づけられた呼び方です。右端の列は、メーカーや専門家の解説をもとにしたMillieの目安。

青みがはっきりしたピンクが基本

ブルベ冬さんのピンク選びは、青みがはっきりした色から始めると失敗しにくくなります。コーセーの解説でも、ブルベ冬には「青みがはっきりした鮮やかで濃い色」が似合うという説明です。

カラーコーディネーターの松本英恵さんもAll Aboutの解説で、マゼンタやショッキングピンク、フューシャピンクのような「青みの強いはっきりとした濃く鮮やかなピンク」を冬向けに挙げています。黄みの少ないピンクほど、冬さんの得意な方向に近づくでしょう。

濁りのない、鮮やかな色が得意

青みに加えて大切なのが、濁りがなく、はっきりした鮮やかな色であることです。パーソナルスタイリストの中野みおりさんが監修したファンケルの解説でも、冬に似合う色としてショッキングピンクなどの「ドラマティックなカラー」が挙がっています。

資生堂のヘアメイクアップアーティスト・深野結花さんの解説では、冬はブラックやレッドのようなインパクトのある色が得意と説明しています。鮮やかなピンクも、ポイントで使うと冬らしいメリハリにつながるはず。

色名だけでなく実物を並べて比べる

ピンクは色名だけで決めず、実物を2本並べて青みと澄み具合を比べると選びやすくなります。解説でよく見るフューシャやショッキングピンクは、JISの慣用色名には見当たらない名前です。「ローズ」もJISでは紫みの色ではなく、あざやかな赤に分類されています。

また、一般社団法人新パーソナルカラー協会のクイズ形式の解説では、実物の色と画面で見る色は性質がまったく違う、という答えが正解とされています。通販では画像だけで決めず、届いたら顔の近くで確かめると安心です。

難しく感じやすいピンクとその理由

淡いくすみピンクの布

ブルベ冬さんが難しく感じやすいのは、黄みのピンク、くすんだピンク、やわらかく淡いピンクの3つ。資生堂の深野さんも、冬は黄みの強い色がくすんで見えたり、淡い色がぼやけて寂しい印象になったりしやすいと解説しています。使ってはいけない色ではないので、まずは理由を押さえておきましょう。

黄みのピンクは顔色がくすんで見えやすい

コーラルやサーモンのような黄みのピンクは、ブルベ冬さんの顔色をくすんで見せることがあります。松本英恵さんのAll Aboutの解説によると、コーラルピンクやサーモンピンクのリップは「くすんで疲れて見える」とのこと。

NPO法人日本パーソナルカラー協会が2014年に発表した調査では、2013年のイベント来場者206人が同じ明るさの黄み寄りと青み寄りのピンクをモデルの胸元に当てて見比べ、204人が黄み寄りのほうが肌が黄みを帯びて見えると答えました。この変化はモデルのタイプに関係なく起きたもので、黄みを血色と見るかくすみと見るかは見る人で分かれる、と協会は書いています。

くすんだピンクは輪郭がぼやけやすい

灰みを含んだくすみピンクは、冬さんの顔の輪郭をぼやけて見せることがあります。ファンケルの解説では、冬の苦手な色に「ダスティカラーのようにくすんだ色」を挙げ、フェイスラインがぼやけて見えたり、地味で物足りない印象になったりするという説明です。

日本パーソナルカラー協会が2014年に発表した同じ調査でも、澄んだ赤とにごった赤を比べると、206人中172人が澄んだ赤のほうが輪郭線がはっきり見えると答えました。くすみピンクを選ぶなら、顔の近くで確かめてから買うと安心です。

やわらかく淡いピンクは寂しく見えやすい

淡いピンクの中でも、やわらかくぼんやりした色は、冬さんの顔を寂しく見せることがあります。資生堂の深野さんの解説では、明るく柔らかい色や淡い色はぼやけがちで、寂しい印象になりやすいという説明です。

淡いピンクのリップを使う日は、目もとをポイントにすると似合いやすくなる、というのが深野さんのアドバイス。淡い色を使うなら、ほかのパーツでメリハリをつけるのがコツです。

ブルベ夏のピンクとの違い

光沢のあるピンクのサテン

ブルベ夏とブルベ冬は、どちらも青み寄りのピンクが得意な点は同じです。違いが出るのは、鮮やかさと澄み具合、そして質感。2つのタイプの見分け方はブルベ夏と冬の違いでも詳しく紹介しています。

比べるところブルベ夏のピンクブルベ冬のピンク
青み青み寄り青み寄り
鮮やかさ控えめでやわらかい高くはっきり
澄み具合少しくすんだ色も得意濁りのない色
質感光沢控えめ・細かいパールツヤや輝きの強いもの
メイクの方向全体をふんわり目もとか口もとに絞る

表は、資生堂・コーセー・花王・All Aboutの解説をもとにMillieが整理したもので、鮮やかさは資生堂とAll About、質感はコーセーと花王の解説によります。

違いは鮮やかさと澄み具合

夏と冬のピンクを分ける一番の違いは、鮮やかさと澄み具合です。松本英恵さんのAll Aboutのブルベ夏の解説では、夏はマゼンタやショッキングピンクのリップが「色が浮いて見える」とされ、冬の解説ではこうした鮮やかなピンクがすすめられています。

反対に、夏の得意なスモーキーピンクのような少しくすんだ色は、服やチークのように広い面積だと、冬さんには地味に見えることも。目もとの小さな面積なら、資生堂や花王の解説が挙げるようにスモーキーピンクも候補になります。夏さん向けのピンクは、ブルベ夏に似合うピンクが参考になるでしょう。

質感は冬がツヤやきらめき

質感も夏と冬で分かれ、冬はツヤやきらめきの強いものが合うとする解説が目立ちます。コーセーの解説では、冬には大粒のラメなど輝きの強いものが合い、マット系のリップやチークは注意という説明です。夏は光沢控えめで細かいパールが合うという説明なので、同じ青みピンクでも質感で選び分けるのがコツ。

花王のメイクアップアーティスト・平尾清香さんの解説でも、冬の質感にはツヤやきらめきのあるものが挙がっています。一方で資生堂の解説は冬のリップにマットな青みローズも挙げているので、青みがはっきりした色ならマットも候補です。

アイシーは夏にも冬にも使われる言葉

「アイシー」という言葉は夏の説明にも冬の説明にも使われるので、言葉だけで分けないようにしましょう。資生堂のブルベ夏の解説はアイシーカラーを夏の得意色として紹介し、松本さんは「アイシーピンクのような透明感のある淡いピンク」を冬にも似合う色に挙げています。

迷ったときは、灰みを含んでやわらかいピンクなら夏寄り、白に近く澄んで青みがはっきりしたピンクなら冬寄りと考えると整理しやすくなります。

メイクで使うピンクの選び方

ローズ系のパウダー

メイクでは、リップ・チーク・目もとで、ピンクの強さを変えるのがコツです。鮮やかなピンクは口もとか目もとに、チークは控えめなローズにすると、冬らしいメリハリが出ます。

パーツ選びたい色使い方の目安
リップマゼンタ・ローズ・ワイン唇に塗って色を確かめる
チーク黄みの少ないローズほんのり色づく程度に
アイシャドウローズ・スモーキーピンク口もとが控えめな日に

表は、資生堂・花王・All Aboutなどの解説をもとにMillieが整理したものです。

リップは鮮やかな青みピンクやローズ

リップは、マゼンタのような鮮やかな青みピンクや、ローズ・ワインが冬らしい色です。資生堂の深野さんの解説でも、冬のリップにはローズ・ワイン・レッドが挙がっています。

ただし口紅の色は、もともとの唇の色によって見え方が変わります。花王が2022年に発表した、21〜79歳の日本人女性85人の唇の色を分類した研究によると、彩度の低い「パープル」タイプの唇は30代から見られ、口紅の発色も青みに寄りやすい傾向があるとのこと。手の甲ではなく、唇に塗って確かめるのがおすすめです。具体的な選び方はブルベ冬リップの選び方で紹介しています。

チークは黄みの少ないローズをほんのり

チークは、黄みの少ないローズを、ほんのり色づく程度にのせるのが合います。深野さんの解説でも、冬のチークは黄みの少ないローズやレッドが目安で、チークを主役にするより目や口をポイントにしたメイクのほうが似合うという説明です。

松本さんのAll Aboutのウィンタータイプの解説でも、チークは青みのあるピンクを「ほんのり色づく程度」にすすめています。パーソナルカラー別ではない40代向けの資生堂の齋藤有希子さんの解説では、ピンクのパウダーでふんわり仕上げ、つやを控えめにする方法を紹介。リップや目もとはツヤを生かし、チークはつや控えめにふんわりと、使い分けるとよいでしょう。

ポイントは目もとか口もとのどちらかに

メイクのポイントは、目もとか口もとのどちらかに絞ると冬らしくまとまります。花王の平尾さんの解説では、冬は顔全体を主張するメイクは「too much」で、どちらかにポイントを絞るのがコツという説明です。

鮮やかなピンクのリップを塗る日は目もとを控えめに、ローズやスモーキーピンクのアイシャドウで目もとを主役にする日はリップを控えめに、と日ごとに決めると迷いません。目もとの色選びはブルベ冬アイシャドウの選び方にまとめています。

ピンクの服は黒・グレー・白と合わせる

黒いハンガーが並ぶラック

株式会社クロス・マーケティングが2024年2月に全国の20〜69歳の男女1,100人(うち女性550人)にインターネットで行った色に関する調査では、女性の好きな色(複数回答)の1位はピンクで33.8%でした。一方で、服で苦手な色でもピンクは4位の23.5%。好きなのに着こなしに迷う色だからこそ、合わせる色を冬の得意な無彩色で決めておくと安心です。

黒やチャコールグレーで引き締める

鮮やかなピンクの服は、黒やチャコールグレーと合わせると、甘くなりすぎずに引き締まります。松本英恵さんのAll Aboutの解説で紹介されているのも、黒を基調に鮮やかなマゼンタを取り入れた配色。

パーソナルカラー別ではない、松本さんの明るいピンクのコーデの解説でも、ピンクの甘さをグレーがやわらかく受け止め、黒が引き締めると説明しています。全体の色数を抑えると大人っぽさを保てる、という点もポイントです。

白は生成りより真っ白を選ぶ

白と合わせるなら、生成りより真っ白に近い白を選ぶと、ピンクの澄んだ印象が引き立ちます。ファンケルの解説では、冬のベーシックカラーにブラックやネイビーと並んでスノーホワイトが挙がっています。

パーソナルカラーアナリストの前川三智子さんの解説でも、ブルベ冬の人に純白を当てると、つるっとしたツヤやクリア感が出るという見方です。白いシャツやニットにピンクを1点足すだけでも、冬らしい配色になるでしょう。

職場では面積を小さくして取り入れる

職場では、ピンクの面積を小さくして取り入れると浮きにくくなります。資生堂の深野さんも、冬の服は色数を抑え、グレーやブラックなどの無彩色と合わせる配色が得意と解説しています。ピンクを小さな面積で差すのは、その考え方を職場向けにしたMillieの提案です。

松本さんのウィンタータイプの解説では、ビジネスシーンのリップはピンクベージュなどで控えめにする提案もあります。グレーのジャケットの中にピンクのインナーを入れる、ストールや小物で差すなど、小さな面積から始めてみてください。

まとめ

ブルベ冬さんに合いやすいのは、青みがはっきりしていて、濁りのない鮮やかなピンクです。色名だけで決めず、実物を並べて青みと澄み具合を比べてみましょう。メイクは目もとか口もとのどちらかに絞り、服は黒・グレー・真っ白と合わせると大人らしくまとまります。

次にピンクのリップを選ぶときは、手の甲ではなく唇に塗って、顔全体で見比べてみてください。冬に似合う色の全体像はブルベ冬の特徴と似合う色で確かめられます。自分のタイプの大まかな方向を知りたいときは無料のパーソナルカラー診断が手軽です。

Questions & answers

ブルベ冬のピンクのよくある質問

ブルベ冬のピンク選びで迷いやすい3つの疑問に、順にお答えします。どれも、青み・鮮やかさ・澄み具合の3点で考えると答えが見えてくるはず。

Qコーラルピンクは使えませんか?
A

使えないわけではありません。[一般社団法人新パーソナルカラー協会のクイズ形式の解説](https://www.npca.or.jp/challenge/)でも、パーソナルカラーは色を制限するものではないとされています。松本英恵さんの[ウィンタータイプの解説](https://allabout.co.jp/gm/gc/190840/)でも、苦手な色は顔まわりを避けて分量を少なめにするとされているので、ボトムスや小物から取り入れやすいでしょう。

Q鮮やかなピンクがけばけばしく感じたら?
A

ほかのタイプの要素を持っている可能性もあります。[前川三智子さんの解説](https://color-project-m.com/articles/22301)では、イエベ秋の人に鮮やかな青みピンクを当てると、けばけばしく見える傾向があるとのこと。気になるときは、イエベ・ブルベのセルフ診断で大まかな方向を確かめてみてください。

Qピンク系の髪色は合いますか?
A

青みや深みのあるピンク系なら候補になります。[ホーユーの髪色診断の解説](https://www.hoyu.co.jp/licolo/category/diagnosis/2259.html)では、ブルベ冬に似合う髪色としてピンクバイオレットやボルドーレッドが挙がり、深みや青み、赤みを強く感じる色が合うという説明です。髪色全体はブルベ冬に似合う髪色で紹介しています。