タートルネックが似合わない骨格は?3タイプ別の選び方と着こなし
この記事でわかること
- 違和感の中身は骨格タイプで逆になることがある
- ストレートは高さを下げてハイゲージを選ぶ
- ウェーブは軽い素材、ナチュラルはゆとり優先
- ネックレスの長さはタイプで逆になるので注意
「タートルネックを着ると、首が詰まって苦しそうに見える」「顔が大きく見えたり、上半身がもったりしたりする」。暖かいので冬は着たいのに、鏡を見るたびに何かが違うと感じていませんか。
そこで本記事では、タートルネックが似合わないと感じる理由と、骨格3タイプ別の首元の高さ・素材・サイズの選び方をまとめました。首元の種類の違いも分かるので、次の1枚を選ぶときに迷いにくくなるでしょう。
あわせて、手持ちのタートルネックを着こなす工夫や、首元を温める別の方法、試着のコツも紹介します。自分の骨格タイプが分からない人向けの確かめ方も載せているので、参考にしてください。
タートルネックが似合わないと感じる理由

首元が完全に隠れるタートルネックは、骨格ストレートさんにはやや難しいとされ、ウェーブさんとナチュラルさんには首元を詰めた形が合いやすいとされています。ただし、どのタイプも選び方しだいで取り入れられるでしょう。似合わないと感じる理由は、骨格タイプだけでなく、首の形や髪型、服の状態にもあります。原因を分けて考えると、自分に合う選び方が見えてくるでしょう。
困り方は骨格タイプによって逆になる
タートルネックで感じる違和感の中身は、骨格タイプによって逆になることがあります。伊勢丹新宿店の骨格診断サービスの特集では、ニットで気になることとして、ストレートは「首まわりが苦しそう」、ウェーブは「首まわりがさみしい」、ナチュラルは「首の太さや鎖骨の丈夫さが目立つ」が挙げられていました。
一般社団法人骨格スタイル協会の自己分析でも、首から肩の特徴は、ストレートが「首はやや短め、肩まわりに厚みがある」、ウェーブが「首は長めで細く、肩まわりが華奢で薄い」と説明されています。鏡で感じた違和感が「苦しそう」か「寂しい」かは、タイプを考える手がかりになるでしょう。
首の形・髪・ネックのよれも見え方を変える
首の形や髪のボリュームも、タートルネックの見え方を左右します。大阪大学の森川和則氏は、2012年の知覚心理学の論文で、同じ顔でも首が細長いほうが顔も細く見え、明るめのタートルネックは首が太く見えて顔まで太く見えると説明しています。この論文では、どれだけ違って見えるかの量までは示されていません。
ヘアカラーメーカーのホーユーが運営するLICOLOのタートルネックの髪型の記事では、違和感のほとんどは髪と首元のボリュームバランスが原因とされています。首が太く見える悩みは、首が太く見える理由と対策の記事も参考にしてください。
首元の種類と違いを知っておこう

タートルネックに似た首元には、いくつかの種類があります。名前より形の違いを知っておくと、お店や通販で選びやすくなります。
大妻女子大学准教授の中川麻子氏が監修したFASHIONSNAPの用語集などをもとに、首元の形をまとめました。
| 種類 | 形の特徴 |
|---|---|
| タートルネック | 首に沿って高く立ち上がり、折り返す |
| ハイネック | 首に沿って立ち上がり、折り返さない |
| モックネック | 襟ぐりから別のゴム編みが立ち上がる |
| ボトルネック | 瓶の口のように少し開いて立ち上がる |
| オフタートル | 首まわりにゆとりがあり、前に傾いている |
折り返すか、首に沿うかで分けて考える
首元の服は、折り返すかどうかと、首にぴったり沿うかゆとりがあるかの2つで分けて考えると、選びやすくなるでしょう。精選版 日本国語大辞典では、タートルネックは首に巻きついて「高く折り返ったもの」、ハイネックは「折り返さない形のもの」と説明されています。
一方、ハイネックとモックネック、ボトルネックの高さの関係は、解説によって説明が分かれています。名前だけで判断せず、試着であごと襟の距離を実際に見て確かめるとよいでしょう。
編み目の細かさ(ゲージ)も見え方を左右する
同じタートルネックでも、編み目の細かさを表すゲージによって、首まわりの厚みや見え方が変わります。FASHIONSNAPの用語集では、11ゲージ以上で密に編まれたものをハイゲージ、6〜10ゲージをミドルゲージ、5ゲージ以下をローゲージと呼ぶとされています。
同じ用語集では、ハイゲージは細かな編み目で軽やかでなめらかな質感をもち、体にぴったりフィットすると解説されていました。数字は目安なので、編み目の細かさと生地の厚みを、手に取って確かめるとよいでしょう。
骨格3タイプ別のタートルネックの選び方

骨格タイプ別に、合いやすいタートルネックの条件を比べました。骨格診断は民間の理論で、団体や解説者によって説明が違う部分もあるので、目安として使ってください。
骨格スタイル協会やICBI(アイシービー)の説明、各監修記事をもとに、Millie編集部がまとめた比較です。
| 観点 | ストレート | ウェーブ | ナチュラル |
|---|---|---|---|
| 首元の方向 | 開ける方向 | 胸元を空けすぎない | 詰めてもよい |
| 首まわり | 高さを下げる | 首に沿う形も合う | ゆとりのある形 |
| 素材・ゲージ | 凹凸のないハイゲージ | 薄手のリブや軽いモヘア | ローゲージや厚みのある編み地 |
| 身頃・丈 | 肩が合うジャスト | ジャスト〜ややコンパクト | ゆったりで長め |
ストレートは高さを下げハイゲージを選ぶ
骨格ストレートさんは、首元の高さを下げ、ハイゲージで落ち感のあるものを選ぶと、すっきり着こなしやすいでしょう。ZOZOが運営するWEARの解説では、首元が完全に隠れるタートルネックはやや難易度が高いとしたうえで、ネック部分を内側に折り返して高さを抑える着方がすすめられています。
イメージコンサルタントの二神弓子氏が監修したBAILAの記事でも、首もとを完全に覆わないプチハイネックなら軽さが出るとされていました。冬服全体の選び方は、骨格ストレートの冬服の記事で紹介しています。
ウェーブは薄手か軽い素材でコンパクトに
骨格ウェーブさんは首元を詰めた形が合いやすいとされ、薄手のリブや軽いモヘアなど、重く見えない素材をコンパクトに着るとよいでしょう。伊勢丹新宿店の特集では、ウェーブのポイントに「細いリブニット」「首のつまったデザイン」が挙げられています。
一方、二神弓子氏が監修したBAILAの2023年の記事では「首が詰まりすぎていないネックライン」がすすめられていました。大丸松坂屋百貨店のファッションレンタル、アナザーアドレスの解説では、厚手やざっくりしたオーバーサイズのニットは着られている感が出やすいとされています。冬服全体は骨格ウェーブの冬服の記事へ。
ナチュラルは首と身頃のゆとりを優先
骨格ナチュラルさんも首元を詰めた形が合いやすいとされ、首まわりと身頃にゆとりのあるものを選ぶとよいでしょう。ICBIの自己診断では、ナチュラルのトップスは「首元が大きく開かない、ゆったりとしたサイズ感のもの」とされ、例に「タートルニット」が挙げられています。
骨格診断アドバイザーの岩崎郁子氏が監修したハルメクの記事でも、ゆったりしたオフタートルネックは骨感をカバーしつつ温かいとされていました。体に沿う薄手のリブは、羽織りと重ねると着やすいでしょう(Millie編集部の整理)。冬服全体は骨格ナチュラルの冬服の記事へ。
手持ちのタートルネックを着こなす工夫

手持ちのタートルネックも、重ね方や小物、髪型で印象を変えられます。ただし、同じ工夫でもタイプによって合う方向が逆になることがあるので、注意しましょう。
羽織りやネックレスで縦の線を足す
首元が詰まって見えるときは、前を開けた羽織りや長めのネックレスで縦の線を足すと、すっきり見えやすいでしょう(特にストレートさん)。岩崎郁子氏が監修したハルメクの骨格ストレートさん向けの記事では、タートルネックに長めのネックレスを合わせるとVネックのようなラインができるとされ、ジャケットやカーディガンを重ねる着方もすすめられています。
ただし、すすめられるネックレスの長さはタイプによって逆です。三越伊勢丹のアクセサリーの特集では、ストレートはみぞおちに届く長さ、ウェーブは鎖骨あたりまでの短いもの、ナチュラルは思い切ったロング丈がよいと紹介されていました。
髪は首元のボリュームと合わせて整える
髪をまとめたり毛先を軽くしたりして首まわりのボリュームを減らすと、タートルネックがすっきり見えやすいでしょう。LICOLOのタートルネックの髪型の記事では、毛先の重なりを減らしてボリュームを抑える方法や、髪をまとめて首元をすっきり見せる方法が紹介されています。ショートの耳かけは、両耳より片方だけがおすすめだそうです。
一方、二神弓子氏が監修したLICOLOの骨格診断の記事では、ウェーブさんがシンプルにまとめすぎると寂しい印象になるため、顔まわりにおくれ毛を作るとよいとされていました。
首元を温める別の方法と試着のコツ

タートルネックが合わないと感じる日も、首元は温めたいものです。代わりに使える方法と、次の1枚を買うときの試着のコツをまとめました。
合わない日はストールやマフラーで温める
タートルネックが合わない日は、首元の開いたニットにストールやマフラーを合わせると、首を温めながらすっきり見せやすいでしょう。環境省のウォームビズの案内でも、首・手首・足首の「三つの首」を温めることがすすめられています。
巻き方や素材も、タイプによって変えるとよいでしょう。骨格スタイル協会の認定アドバイザーのコラムでは、ストレートは一重でサラリと巻いて首元を開ける、ナチュラルは首回りに無造作に巻く着方が紹介され、ウェーブには柔らかい素材やファーがすすめられています。
試着では横からの見え方とネックのよれを確認
次の1枚を選ぶときは、鏡で正面だけでなく横からも見て、首まわりの詰まり方と上半身の厚みを確かめましょう(Millie編集部の整理)。WEARの骨格ストレートさん向けの解説では、クルーネックやボートネックなど首元が詰まったニットを1枚で着ると上半身が大きく見えることもあるため、試着で見え方をチェックするのがおすすめとされています。
All Aboutのファッションガイドの遠藤友香氏は、2019年の記事で、ネックの立ち上がりがヨレヨレだと顔のたるみが強調されると解説していました。手持ちのタートルネックも、ネックがよれていないか見直してみましょう。
まとめ
タートルネックが似合わないと感じる理由は、骨格タイプだけでなく、首の形や髪、ネックのよれにもあります。ストレートさんは高さを下げてハイゲージを、ウェーブさんは軽い素材をコンパクトに、ナチュラルさんは首と身頃のゆとりを優先して選ぶのが目安です。
まずは手持ちの1枚に羽織りや小物を合わせて、鏡で横からも見てみてください。合わない日は、ストールやマフラーで首元を温めるのもひとつの方法です。自分のタイプが分からないときは、無料の骨格診断で確かめてみましょう。
Questions & answers
タートルネックと骨格に関するよくある質問
タートルネックと骨格タイプについての、3つの疑問をまとめました。
Q首が短いとタートルネックは似合いませんか?
首が短めでも、着方しだいで取り入れられます。産業技術総合研究所の[人体寸法データベース](https://www.airc.aist.go.jp/dhrt/91-92/)では、1992年に測った18〜29歳の女性の首の前側の長さは、真ん中の9割の人で約6.9〜10.3cmと、人によって差がありました。首にぴったり沿う高いものより、折り返して高さを下げたものや、立ち上がりの低いプチハイネックなどを選び、試着であごとの距離を確かめて、縦の線を足すとよいでしょう。
Q骨格タイプが分からないときはどうすればいいですか?
鏡で感じた違和感が「苦しそう」「寂しい」「骨っぽい」のどれに近いかを手がかりにし、無料の骨格診断で確かめてみましょう。ICBIの[解説](https://www.icb-image.com/parsonalcolor/kokkaku.html)では、体に触れて診断しても3タイプにきれいに分けにくい人は多いとしつつ、「ミックス」という結果はなく、3タイプのどれかに分類されるとしています。診断の考え方は骨格診断の基本の記事で紹介しています。
Qオフタートルはどのタイプに向いていますか?
解説によって答えが分かれる点です。伊勢丹新宿店の特集ではウェーブに、二神弓子氏が監修したLICOLOの記事ではナチュラルに挙げられていました。一方、骨格スタイル協会の[説明](https://www.kokkaku.jp/kokkaku.html)では、ストレートには胸元にボリュームのあるオフタートルよりVネックがすすめられています。ウェーブは柔らかく軽い素材のもの、ナチュラルはゆとりと厚みのあるものを選ぶとよいでしょう(Millie編集部の整理)。